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13話 ページ14

あ「ただいま〜」


玄関に入り、いつものようにそう言う


すると、リビングからお母さんが顔を出して


母「おかえり〜!京治くん来てるわよ〜」


あ……


今日も約束してたんだった……


私ははーい、と返事して部屋に向かった。


荷物を置いて、部屋着に着替えてリビングに行く。


赤「お邪魔してます」


にこりとソファーに座った京治が言う。


あ「ごゆっくりー」


と、テキトーに返事をしていつものように京治の隣に座る。


あ「ねぇ、今日はなんで来たの?」


昨日はお母さんに誘われたからしょうがない。


けど、今日は態々みゆりの前であんなことを言う必要があっただろうか?


少なくともみゆりは不安に思うはず


それを予想できない京治ではない


赤「来ちゃダメだった?」


そう京治は言う。


質問に質問で返さないでよ


京治のことだから答えをはぐらかしたいんだろうけど……


あ「ダメではないけど、昨日も来てたから不思議なだけ」


それだけ言うと、ご飯出来たわよ〜!っとお母さんの声がかかった。


あ「食べよっか」


この話はここまでだ。


これ以上聞くと、怪しまれるだけ


赤「うん」


私はダイニングテーブルのいつもの席に座る


京治もいつものように隣に座った。




あ「ごちそうさまー」


赤「ごちそうさまでした」


母「はーい」


私は京治と共に自室に戻る


赤「ねぇ、Aは黒尾さんのこと好きなの?」


ベッドに寝転がった瞬間にそう聞いてきた京治


あ「え?いや、ただの仲良い先輩だよ」


京治はふーんとだけ言って、ベッドの縁に座った。


それからしばらく沈黙が続いた


何この時間……


赤「俺、花咲さんの事が好きなんだよね」


唐突に私の顔をみて、そう話す京治


あ「うん、知ってるけど……急に何?」


赤「いや、Aには言っとこうかなって」


なんだそれ


まさか京治まで相談してくるんじゃないでしょうね?


そんな事されたら今の私じゃ、ホント瀕死状態に陥るんだけど


あ「そっか……今日の用はそれだけ?」


京治はキョトンとして、うんと答える。


あ「悪いんだけど、今日は調子悪いから早く寝たいの。」


そう言うと、


赤「分かった。お大事にね」


京治はそれだけ言って部屋を出た

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水無月のぞみ - どうせなら夢主ちゃんと赤葦くんをくっ付けて欲しかった!メッチャショック! (9月21日 15時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なぎさん» ごめんなさいぃぃぃ!!丁度書き終えてしまったところでコメント拝見させて頂きました!ホントすみません! (2020年3月17日 0時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - こんにちは!ごめんなさい…!!めちゃくちゃ性格が歪んでいてバッドエンド…みたいなのが見たいのですが突き落とされて、夢主が目を覚さない…みたいなエンドが見たいです…!!すみません…!! (2020年3月17日 0時) (レス) id: 251a2717ce (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - q66さん» そう言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです!早く書き終わらせるつもりではいるのでこれからもよろしくお願いします! (2020年3月15日 11時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
q66(プロフ) - めちゃくちゃ面白すぎてもう日向が変人速攻打ちたくてソワソワしてる時みたいに私もソワソワしてます!笑応援してます (2020年3月15日 0時) (レス) id: 934092aeb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月11日 20時

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