傷心同士【ハイキュー】

14話 ページ15

猫「明日から合宿になる。主催校だから、皆には悪いが6時に体育館集合とする。各校とマネージャーの部屋割りは決まっているから、これを見て各校の案内を頼む。」


猫又監督はそう言うと、部屋割りの紙を配り出した。


猫「練習メニューは毎日Aに渡すから、マネージャーに配って各校に行き届かせてくれ。」


あ「はい！」


猫「じゃあ今日は解散」


皆「「「ありがとうございました！！」」」


えっと、部屋割りは、マネージャーが1年A組か。


音駒が2年A、梟谷が2年B、烏野が2年C、青葉城西が2年D、白鳥沢が2年Eね。


夜「Aー！なんか今日のうちに用意しとくもんあるか？手伝うぞ」


やっくん先輩がそう聞いてきた。


え、おかんやん……さすがだわ


あ「えっと、学校事にビブスの色分けて、まとめて置くことですかね。」


夜「分かった、おーい！Aの指示に従って用意すんぞー！｣


やっくん先輩がそう言うと、皆が集まる。


黒「で？何すりゃいいんだ？」


黒先輩が私の隣に立ち、聞いてきた。


あ「えっと、ビブス持ってくるので、色分けして、畳んで下さい」


黒「わかった」


そう言うと、黒先輩は少し考えてから皆に指示を出した始めた。


うん、こういう所はさすが主将だ


その間にビブス取ってこよ


研「俺も持ってくるの手伝う」


あ「研磨！ありがとう！」


意外だ


あの研磨が自分から手伝ってくれるなんて！


私と研磨は2人で倉庫まで行く


あ「よいしょっと……うん、これで全部だ。体育館戻ろ！｣


研「うん」


2人で山になったビブスを抱える


研「あのさ」


あ「ん？」


研磨は何か言いたそうにモジモジしている。


研「クロとなんかあった？」


あ「え？」


なんで？


研磨は勘が鋭い


それはわかっていたけど……


研「なんかクロの様子が最近おかしいから……Aと何かあったんじゃないかなって」


あ「何もないよ？」


きっと隠しきれてないだろう


私は顔に出やすいから。


でも


研「そっか……体育館行こ」


あ「うん」


研磨はそれ以上何も聞いてこなかった。

15話→←13話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す