53話 ページ5
三ツ谷「A!」
クリスマス当日の朝、隆が家に来た
あ「隆!どうしたの?」
三ツ谷「これ、届けようと思ってな。出来たんだよ、Aの特服」
そう言って、畳まれたそれを渡された
広げてみると、隆のデザイン画のまんまで改めて凄いなと思った
あ「可愛い〜!着ていい?」
三ツ谷「おう!むしろ着てくれ」
私は隆の前でそれを羽織った
デザイン通り、オーバーサイズでお尻が隠れるくらいの丈があって、袖は膨らみがあって可愛らしい。極めつけは胸元の東卍マーク。そこら辺のブランドマークのように見えて、着やすい
さすが隆だ!
三ツ谷「うん、似合ってる」
あ「ありがと!さすが隆だね!」
そう言えば照れたようにまぁなと笑う隆
これを着て今日の戦に赴こう
三ツ谷「これ着て行くんだろ?」
あ「うん、ダメかな?正規の戦いじゃないし……」
三ツ谷「いんや、着てけよ。“東卍”の柴八戒のための戦いだろ?」
隆はそう言って私の頭を撫でた
あ「ありがと!」
三ツ谷「おう、頑張れよ」
隆はそう言うと、じゃあなと帰って行った
頑張るよ……
・
そわそわしながら夜を迎えた
半ズボンに長袖Tシャツ、ニーハイにブーツ、極めつけは今朝貰った特服
気合いは十分
あ「できることを……できる限り」
絶対八戒も柚葉も止める
絶対に……
・
あ「ここか……」
早めに来たため一般人以外は特に誰もいない
目立たないところで待ってよう
私は教会の裏で座り込んだ
夜の闇はどんどん深くなる
そのうちいくつかの足音が聞こえてきた
来たか……
少し前に1つ足音があった
恐らくそれが八戒
だから今のがたけみっちくんたち4人のはず
少し様子を見てから行こう
そう思い、教会の入口近くまで静かに近寄った
すると扉の音が聞こえた後、揉める声が聞こえる
そして、しばらくしてから扉と2つの足音が聞こえる
あぁ、裏切ったんだ
そう認識して、少し経ってから千冬の元へ走った
あ「千冬!」
縛られた千冬を解く
松野「Aさん!たけみっちが!」
あ「もしかしてもう大寿が来たの!?」
千冬はそれに頷く
クソっ
急がないと!
あ「千冬っ!行くよ!」
松野「はい!」
私たちはたけみっちくん、八戒、大寿が待つ礼拝堂へと走った
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空(プロフ) - あさん» ありがとうございます!更新ペース落ちていますが完結まで頑張るのでよろしくお願いします! (2021年8月19日 0時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
あ - とても面白いです、更新楽しみにして待ってます (2021年8月18日 18時) (レス) id: 4f39651567 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - エマちゃん生存にしました……すっごく悩んだ結果ですので、受け入れてくださると嬉しいです (2021年8月8日 23時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ユイさん» ホントですか!?ありがとうございます!コメント嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2021年8月8日 17時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 空さん» とても楽しく読ませてもらってます!内容もちゃんと繋がってますよ☆更新頑張ってください☆ (2021年8月8日 17時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空 | 作成日時:2021年8月5日 10時