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73話 ページ25

あ「エマ、たけみっちくん、なんか飲む?」


エマ「飲む!ウチも買いいく〜」


花垣「あ、うん」





たけみっちくんは何かを考え込んでるみたい


私とエマはそれを放って、自販機へと行った


……もしかして、たけみっちくんもエマが狙われる事勘づいてたりするの?


いや、まさかね


なんて思っていると、バイクの音が響いた


あれは


あ「エマ!!」


私はエマを抱きしめて、庇う


稀咲「うおおおおお!!!」


花垣「稀咲!!?」


その瞬間、カアアアンと嫌な音が響いた


あ「いった……」


殴られた私は、勢いでエマを抱えたまま数メートル飛んだ


エマはその飛んだ反動で、頭をぶつけたようだが、おそらく酷くても脳震盪程度には収まっているはずだ


エマ「Aっ」


そんなことを考えている場合では無いらしい


かすれた声で私を呼ぶエマ


重症なのは私の方だった


花垣「Aさん!!エマちゃん!!」


稀咲「クソっ!失敗か……」


そう零すと、稀咲は去っていった


何とか……抗争の方は大丈夫、かな……


にしても……私頭殴られすぎじゃない?


丈夫に産んでくれてありがとう、お母さん


なんて、らしくないことを考える


花垣「Aさんっ!Aさんっ!」


ゆさゆさと体を抱えられて、呼ばれる


けど、ちょっと無理かも


段々と意識が遠のいてきた




花垣 武道 side


佐野「A?エマ?」


花垣「ゴメン、マイキーくん…オレ……」


驚いた顔をするマイキーくん


佐野「何があった?」


花垣「バイクが突っ込んできて、エマちゃんを庇ったAさんが殴られました……その時に飛んだ反動で、エマちゃんも頭をぶつけたようで……」


そう言えば、マイキーくんはゴクリと唾を飲み込んだ


佐野「とりあえず、エマを乗せてくれ。たけみっちはAを頼む!」


花垣「はいっ!」


しばらく2人を背負って歩くと、エマちゃんは意識を取り戻した


エマ「マイキー?」


佐野「体は?」


エマ「Aが庇ってくれたから大丈夫。軽く頭ぶつけただけだから……Aは!?」


そう言って、エマちゃんは俺が背負っているAさんを見る


佐野「Aは意識がない。早く病院行こうな」


エマ「うん」


そう言うと、エマちゃんは再び意識を失った


佐野「たけみっち……実はAは天竺がエマを狙うこと予想してたんだ」


花垣「え?」

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(プロフ) - あさん» ありがとうございます!更新ペース落ちていますが完結まで頑張るのでよろしくお願いします! (2021年8月19日 0時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いです、更新楽しみにして待ってます (2021年8月18日 18時) (レス) id: 4f39651567 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エマちゃん生存にしました……すっごく悩んだ結果ですので、受け入れてくださると嬉しいです (2021年8月8日 23時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユイさん» ホントですか!?ありがとうございます!コメント嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2021年8月8日 17時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 空さん» とても楽しく読ませてもらってます!内容もちゃんと繋がってますよ☆更新頑張ってください☆ (2021年8月8日 17時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月5日 10時

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