三ツ谷くんの宝物2【東京卍リベンジャーズ】

68話 ページ20

松野「俺らを襲ってきたのは、望月隊と名乗っていました」


ナホヤ「呪華武元総長 望月莞爾が率いている部隊だ。恐らく天竺の主力部隊」


「Ｓ62世代の一人だ！」


主力部隊、ねぇ…


それはちょっと違う気がする


それにＳ62世代か…


三ツ谷「天竺の主力はモッチーじゃねーよ」


ナホヤ「あん？」


あ「天竺には灰谷兄弟もいたの」


灰谷兄弟もＳ62世代


これは偶然なのかな


龍宮寺「マイキー。他でやられた連中が口をそろえて言っていた。班目がやられたと」


佐野「なるほど…俺らが潰した九代目黒龍の亡霊か…」


武藤「その班目もＳ62世代の一人だ」


最早これは偶然じゃない


佐野「つまり天竺はまとまるはずのないＳ62世代の連中が一つになったチームってことか」


龍宮寺「東卍との因縁も深そうだな」


佐野「なんにしてもやられっぱなしは気に入らねぇ！！次は俺らから横浜に攻め込む！！」


いいね


そうじゃないと！東卍らしくないよ


佐野「東卍総動員で天竺と抗争だ！！！」


・


三ツ谷「天竺か…やばいな」


あ「だね…この抗争は過去最悪のものになりそう」


隆はだなと頷く


血のハロウィンも死者が出た


今回はそれ以上の規模で起こる抗争だ


死者が出るのはほぼ確定だと考えてもいいはずだ


あ「隆…死なないでね。私、隆いなくなったら耐えれないよ」


ぎゅっと隆の腰に手をまわして言った


多分、隆までいなくなったら今度こそマイキーが戻ってこれなくなる


三ツ谷「それは俺のセリフ。A。戦うなとは言わない。Aも東卍のメンバーである以上総動員の戦いに出ないわけにはいかないしな。けど、これだけは約束してくれ。死ぬな。ずっと俺の隣で生きててくれ」


それは…まるで


あ「プロポーズ、みたいだね」


三ツ谷「俺はずっと結婚するつもりで付き合ってたけど？」


隆はふっと笑うとそう言ってのけた


ホントずるいのよ、この男は


あ「絶対幸せにしてよね！今も十分幸せだけど！」


そう言って、隆の襟首をグッと引き寄せてチュッとキスした


三ツ谷「おっまえ！それはずりぃよ」


隆はそう顔を赤くして言った


あ「抗争…絶対勝って、終わったらデートしようね」


三ツ谷「おう」

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