.・＊11個の魔法＊・.第４章.・＊

AnotherStory３ ページ35

私は、今を生きている。

私のことを支えてくれた人たちと。




“この人生、恵まれていたか？”




なんて聞かれたら悩んでしまうけれど…




だって、私の子供の頃はとても辛く苦しいものだったから。

何度もﾀﾋのうとした。

まぁ、結局りょうのおかげで生きてこれたけど…









だけど、




“この人生、やり直したいか？”




なんて聞かれたら、




“いいえ”




と、迷わず答えるだろう。


あの子供の頃のおかげで、私は今この場所にいる。



大好きな人達と共に生きている。









レイ「ふふふ…幸せ、だなぁ…」

サイガ「おぅ、そりゃあよかった」

レイ「!?・・・なんだ、りょうか」

サイガ「俺で悪かったな。まぁ、俺に感謝しろよ？あの場所からお前を連れだしたのは、俺だからな？」

レイ「うん、わかってるよ。だって、りょうは私の命の恩人だもの」




サイガ「俺も、だよ……」ﾎﾞｿｯ




レイ「え？何か言った？」

サイガ「いんや？何もねぇ。あっ、そうだ。さっきアイクさんが呼んでたぞ？」

レイ「ちょ、それを早く言ってよ!!」






これからも、私はこの人達と共に…









幸せな人生を送っていく＿＿＿。

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