【あかがみんクラフト】短編集：奇病シリーズ (ページ8)

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赤髪のとも６ページ8

すると、Aはボロボロと泣き出した。

とも「ちょ、A!?」

そんな彼女を、俺に乗ったままだったAを俺はベッドに移してから背中をさすってやる。

そして、彼女が話を切り出すまで待った。

『本当に。本当に、私のことが好き、なの…？だって、私よりも素敵な人なんて沢山いるしともにピッタリな人だって………』

とも「それはお前が思ってるだけ。俺は、お前が。北斗Aが好きなんだよ？」

その涙を、拭ってやる。

『とも、私手術受けたい。だから…私が日本に戻ってきたら。ずっと、私の隣を歩いてくれる？』

とも「は？そんなの、あまり前だろ？」

『違う！そうじゃない!!・・・ともの、恋人…としてともの隣を歩きたい』

とも「おい、それって!!?」

『私もね、ともが好き。ずっと前から…いい、かな？』

俺は嬉しさの余り、Aを抱きしめた。

とも「当たり前だ!!俺も、Aの隣を歩ける恋人に、なりたい!!」

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その後、Aは宣言通り手術のために海外へ出発した。

どんなに大変でも、連絡だけは毎日取り合うように心掛けた。

これが、俺達の。

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3年前の思い出。