老いない美女幹部【中原中也】season２

六十八滴目ー月詠ｓｉｄｅー ページ25

そのままポートマフィアに飛んで帰った私は首領の部屋に入った。


月詠「首領。」

森「!!??
び、びっくりさせないでくれよ…




・・・その傷はどうしたんだい!?」

月詠「敵にやられた」

森「癒えて、ないのかい…？」

月詠「えぇ、癒えない。多分これがヴァンパイア用の武器…」


あの銃弾を受けてから、体が熱い。痛い。うずく。


(あの子たちは、これにやられたのか…)


森「・・・もう一度、その組織について調べるよ」

月詠「いや、私がやるよ。ありがとうね。後これ、」


私は体からその銃弾を出した。


森「うっ…」

月詠「・・・お前、医者だったろ？何吐きそうになってんだよ…」

森「君だからだと思う」

月詠「？よくわからんが、これ。前に欲しいって云ってたよね？」

森「そ、そうだよ！何故ヴァンパイアのみに効くのか分解して原料を調べてみようと思ってね」

月詠「その結果、私にも教えてくれるか？」

森「当たり前だよ。元々、君の為に調べるのだからね」

月詠「私…？」

森「うん」








月詠「・・・ありがとう」





多分、私の顔は赤かったのではないだろうか。


(あぁ、恵まれてるな………)

作者からのお知らせ( ﾟДﾟ)→←六十七滴目ー宮河ｓｉｄｅー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す