夢よ、どうか永遠に【イナズマイレブン】 (ページ18)

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腹が減ってはなんとやら(1) ページ18

「おかわりッス！」
「俺も！」
「こっちもお願いします」

ひとつ、ふたつ。そしてみっつ。空の茶碗と声が伸ばされる。

「えっ？」
「えっ？」

壁山と緑川は、みっつめの声が上がった方向を同時に探した。周りにいる仲間たちの声とは明らかに違う、女の子のそれ。かと言ってマネージャーたちがおかわりを請う様子は見られない。

「ちょっと！あなたもおかわりするんですか！？」
「ダメだった？」

緑川たちとは離れた席で、空の茶碗を片手にAは不思議そうに首をかしげた。

「というかあなた、まだ食べてなかったんですか？」
「ちょっと、監督に呼ばれててね……」

食べる隙を逃した、とAは軽いため息をつく。そして、固まる目金からしゃもじを奪うと、熱い白米を山盛りにしてゆく。
様子をうかがっていた緑川、壁山、他の少年たちも、思わず絶句した。

「……………おい、流石に朝から食いすぎじゃねぇの」

Aの隣に座っていた不動が、口の橋をひくりと引きつらせる。茶碗に盛られた白米を、しゃもじで丁寧に形を整えている。それも楽しそうに。盛られている白米はさながら「日本むかし話」に出てきそうな、まさに「山」盛りだった。

「普段はこんなに食べないよ……まだ朝だし、とりあえずこれだけ」
「それにしたっておかしいだろ…！」
「あなたが食べないだけじゃない？男の子はもっと食べるべきだと思うけど」

しれっと応えるAは、茶碗を盆の上に戻すと、目金に礼をいってしゃもじを返す。しゃもじを返された目金は我に返り、慌てて緑川と壁山のいる机へ向かった。

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わーーーいテスト終わったヨーーーーッ！
夏休みだーーーーーーッッ！！

何個単位落ちてんだろ！ワクワク！(白目)

そんなわけで、更新ちょいちょいリスタートです。