妹は。10話 ページ10
いづみ「至さん、」
「なに、監督さん？」
いづみ「妹さんのこと、天馬くんから聞いた」
「(････あんの、クソガキ)」
いづみ「大丈夫だよ。誰にも漏らさないって約束してあるから。」
監督さんは、笑顔で俺を不安にさせないように言ってくれた。
至「俺の言ったこと、最低だって思ってるんだろ。」
いづみ「･･･確かに至さんの言い方は間違ってたかもしれない。でも、あれは多分････いや、絶対本心じゃないでしょう」
至「なんで、監督さんがそんなことを」
いづみ「至さんは、前、妹････Aちゃんのこと話してくれたよね」
至「まさか覚えてたとは。」
いづみ「･････もしかして自覚なし？ここのみんな、至さんから妹さんのこと、いろいろ聞いたって言ってたけど」
至「マジか。」
それはちょっと予想外。無意識って怖いな
いづみ「至さんは、Aちゃんのこと話してるとき、すごく幸せそうだったからてっきりゾッコンだと思ってた。
････でも、あれは全部嘘？」
そんなの･･････
「そんなの嘘なわけないじゃん。」
いづみ「じゃあ、なんで？」
「俺は、別にAを好きで嫌ってたわけじゃない」
監督さんはさらに「ん？」と首を傾げた。
やっぱり、誰かに話したところで････
いづみ「私はよく分からないけど、なにか言いたそうだよね。それもたくさん。」
"伝えたいことは伝えたい人にきっちり言わなきゃダメだよ？"
は、叶わないな。
監督さんだけには。
「でも、伝えたいってどうすればいいんだよ」
俺はもう、Aとはなす資格なんかないのに。
監督「至さんは大人なんだからもっと素直にならないといけないね」
「素直･････ねぇ」
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ゆずず(プロフ) - 煌也さん» いえいえ、そんなそんな････ありがとうございます！更新頑張ります(*^^*) (2017年11月30日 2時) (
レス) id: 6ad3a79401 (このIDを非表示/違反報告)
煌也(プロフ) - すっごく面白いです！こうゆう設定をあまり見かけなくてとても新鮮味があって読みやすく最高です！更新がんばってください！ (2017年11月29日 22時) (レス) id: 8b149ad3cf (このIDを非表示/違反報告)
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