兄は。13話 ページ13
Aside
まさか、天馬が家に来るとは思わなかった。あの日の出来事もあってか少し気まずかったし
嫌われた、なんて思ってた
布団にくるまってそんなことを考える
天馬「A」
「んー」
天馬「リビングにおかゆが作りおきされてあったぞ？」
え。嘘だ。
「え、え、母さんにバレてる･･･だと」
天馬「････そりゃ、体温計が机にでかでかと置かれてあったらバレるだろうな」
「そうだった･･･」
天馬「食欲あるのか？」
「ある」
天馬「おま、ほんとに熱あるのか？」
「あるもん。」
基本的に熱でも食欲あるし、そんなに気持ち悪くないからサボりとなんの変わらない
「平熱が37ぐらいだからね」
天馬「たかっ!?」
「んじゃ、いただきまーす」
でも、まぁ･･･学校に行ってないことがバレてなくて良かったと思う。
天馬「いや、バレてると思うんだけどな」
「････なんで」
天馬「はぁ････言わないけどさ」
「えー」
天馬「お前、学校に行かないのか」
「私、学校嫌いなんだよねー。あはは････」
天馬「嘘だ」
「嘘じゃない。」
天馬「１年の時は全日勤務賞貰ったじゃないか」
「なんで覚えてるの･･･」
天馬「二年間同じクラスだからな」
確かに天馬とは１年のときから知り合いだったな、なんて。
「でも、まぁ。3年になって天馬か太一くんと離れたら全日休日賞取るわ」
天馬「ふはっ、ばかじゃねーの」
「友達居ないからさ。やっぱり話せる人がいないと学校生活は辛いよ。だったら私は家で勉強するねー」
天馬が撮影でいないときもそうだった。まわりの声がとにかく怖くて。
自分じゃないとわかっていても自分なのだと思ってしまう
天馬「なんで友達作らないんだ？」
「えー、天馬にだけは言われたくなかったな」
天馬「う、うるせ」
「あはは、なんだか拒絶されるのが怖いんだ」
天馬「話しかけただけで拒絶はされないだろ」
「残念ながらされましたし」
小学生の時にある噂が流れたんだよ。
それ以来、みんなに避けられるようになって。1学年あがるたびに噂はどんどん広まって。
話しかけただけで拒絶された
「でもね、中学になって知ったの。噂を流した人が自分の実の兄だって。」
天馬「至さんが･････？」
生まれた時から嫌われてるのは知ってた。物心つく前から自覚してたんだ。
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ゆずず(プロフ) - 煌也さん» いえいえ、そんなそんな････ありがとうございます！更新頑張ります(*^^*) (2017年11月30日 2時) (
レス) id: 6ad3a79401 (このIDを非表示/違反報告)
煌也(プロフ) - すっごく面白いです！こうゆう設定をあまり見かけなくてとても新鮮味があって読みやすく最高です！更新がんばってください！ (2017年11月29日 22時) (レス) id: 8b149ad3cf (このIDを非表示/違反報告)
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