検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:52,521 hit

三十五、 ページ40

思いの外時間があまり
さて、どうしようかと街を歩いていたところで携帯が音を立てた。


「…国木田くん?どうしたの?」


画面に表示された名前の人物は、
電話ごしに私に呼びかける。


「A、お前いま何処にいる?」

「えっとね、海の近く……あ、工場区の近くにいる。」

「そうか…。
さっき軍警がもってきた仕事を敦に任せたんだがな。
それの補佐に着いたのがどうやら賢治らしい。」



『雨ニモマケズ風ニモマケズ

鉄パイプニモ短刀ニモ 金属バットニモマケズーーーーー』


賢治くんの仕事のやり方を、思い出す。


「大体把握した。」

「話が早くて助かる。
無理に合流する必要は無いが、まあ見かけたらサポート頼む。」

「はーい。」


そうして通話を切る。


私は慣れたから平気だったが、
敦くんは少々心配で。

少し探してみようかなと思った時、
工場区の裏通りの方からドーンという衝撃音。


「…遅かったかな?」

三十六、→←三十四、



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

朝希 緑 - 素敵な作品です!揺るがない国木田くんwww (2016年9月9日 7時) (レス) id: 30b207dab7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まちか x他1人 | 作成日時:2016年6月19日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。