君と、僕らと。【QuizKnock】

page：12 ページ14

こうちゃん。
------------------------------------

日曜日。

Aをオフィスに連れていく日。


なんか俺の好きな子みたいな話になってるし、無駄に緊張するじゃん！！

オフィスに連れて行くなんて一言も言ってないし、
そもそもQuizKnockのことを知ってるかどうかもわからないしね。

YouTube見るのかなー

テレビ見てたら伊沢さんのことは知ってたりするかもしれないなー

俺のことは知らないだろうなー

そんな話は１回も出てないしね






12時20分。

昨日の夜に決めた待ち合わせの時間は12時半で、
余裕もって準備してたら家で時間余っちゃってちょっと早く着いた。


待ち合わせ場所の近くにあった椅子に座って、
ピコピコとなり続けているQuizKnockのグループLINEに既読だけつけておく。


『あ！こうちゃん！』

聞き覚えのある声がしてぱっと顔を上げる。

目の前には大きめサイズのパーカーにワイドパンツのAの姿。
ゆったりとしたシルエットが小柄な体をより小さく見せていた。


『遅かった？ごめんね？』

「ううん、時間ぴったりだよ！」


じゃいこっか、と言って立ち上がる。

男女何人かで出かけることはあっても、女の子と2人で出かけることってあんまりないなぁ。


「何か食べたいものある？」

『行ってみたいカフェあるんだけどいい？』

「いいよ、行こ！」


やっぱりちいさい歩幅に合わせてのんびり歩く。

5分ほど歩いて到着した店はいわゆる”隠れ家カフェ”だった。
ちょっと入るの緊張した...！

------------------------------------
話の展開もっとサクサクいった方がいいですかね？
まだみんなが出てこない〜ﾁｮｯﾄﾏﾃﾃﾈ。

page：13→←page：11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す