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双子の私生活 ページ2

美琴「神凪、今日はよく晴れてるよ!お散歩に行こう!」

こっちを向き、キラッキラの笑顔をこちらに向ける。

ここは、どこかのボロアパート。

いろいろヒビが入っているけれど、

僕からしたら、なかなか居心地がいい場所。

実は気に入っていたりする。

『姉さんの散歩は、ハイキングレベルだから断っておくよ。』

僕は本から目をそらさず言う。

実は、前に一度一緒に行ったことがあったけど、

朝に家を出て、と夕方に帰るなんてことになった。

『そもそも僕、外嫌いだし。』

すると、姉さんがほおを膨らませ、

美琴「そんなんだから、いつまでたっても小さいんだよ!この引きこもり!」

僕はカチンときて、言い返す。

『失礼な!身長は姉さんに奪われただけだ!あと引きこもりじゃない!』

美琴「モヤシみたいにヒョロヒョロしてさ・・・頼りないのよ!」

『僕はインドア派なんだ!余計なことを!』




〜〜30分後

美琴「なんか、ごめんね・・・。身長、気にしてたのに。」

『僕の方こそ。姉さんが嫌なやつじゃないのは知ってたし。でも次身長出したら絶対殺す。』

だいたい、しばらく言い合ってお互いがスッキリすると、

これは終わる。

それが終われば、また元通り。

『姉さん。今日ね、駅前で買い物をしたいんだ。一緒に来てくれる?』

美琴「もちろん!荷物は持ってあげよう!か弱い弟にはキツイからね。」

『大丈夫だよ。一応男だし。ほら!』

美琴「細いな!」

口を尖らせて袖をまくり、腕を曲げる。

普段から動かないが故に、力こぶはないに等しい。

姉さんは、僕のそういう行動に突っ込んでくれる。

こんな言い合いをするのは

日常茶飯事だけど、

いろいろと僕のことを気にかけてくれる。

優しい、ちょっと自慢のお姉ちゃん。

本人にだけは絶対に言わないけど。

多分3ヶ月は言われるからね。

美琴「夕飯の買い出し?だったら今夜は、ロールキャベツがいい!」

『キャベツが安かったらね。』

帽子をかぶり外に出る。

姉さんは僕より大きいから、

一緒にいると、たまに姉妹と間違われる。

いや、たまにではなく、しょっちゅうだ。

時には、"ボク、中学生かい?"何て言われる。

姉さんなんて、隣で笑いをこらえるのに必死だったし。

ほんっとに頼りないったらありゃしない。

『眩し・・・。』

照りつけるような日差しの中、目を細くして、僕らは駅前に向かう。

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作品ジャンル:アニメ
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羅異血 - 知ることかよ。(ジトー) (2016年8月24日 17時) (レス) id: 4bc41533c8 (このIDを非表示/違反報告)
花咲 - いや、私の精神力なめたらいけないね(キリッ) (2016年8月23日 15時) (レス) id: da25095e32 (このIDを非表示/違反報告)
羅異血 - とっとと死んでしまえ、ネロ。 (2016年8月23日 9時) (レス) id: 4bc41533c8 (このIDを非表示/違反報告)
花咲 - やぁ、ついに壊れちゃった!なんか僕悪3でホ〇っぽい展開になってきちゃったー。ズコー!← まぁあれだ、詳しくは43話の慧が、恋した…?(笑)を読んでね!あはは!人生って難しいね!あはは!疲れたよパトラッシュ (2016年8月23日 2時) (レス) id: da25095e32 (このIDを非表示/違反報告)
羅異血 - ああん? (2016年8月19日 12時) (レス) id: 4bc41533c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羅異血 \(・-・)/ | 作成日時:2016年8月17日 18時

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