【A3！】俺、音響希望ですけど２【男主】

オタバレ二度目。 ページ7

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『何でここに居るんですか？』








って、聞いてどうする。



何でここにいるってたまたま居たかも知れないのに失礼だろ。


でも、俺以外の夏組の劇員でいるなんておかしいよな。今日ってストリートACTとかあったか？









『すみません。ストリートACTとか、今日予定がありました？』

「いやいや、全然無いし。俺達が勝手についてきただけだし！……あっ」

「自分で自爆するとか本当に馬鹿」









付いてきた？


どういうことだ。ということは、今までの俺のしていたことも見られたということか？





え、嘘でしょ。嘘でしょ。



つまり、俺がキャラにわーわー言ってることもバレたってことか！？

こんなに早くバレるとかおかしいだろ！







『えっ、その、今までの流れ全部見ていたんですか』

「そうだよーその子Aの部屋にある缶バッチと同じ子だね」

『そんな所まで！？ていうか、缶バッチ見ていたんですか』







つまり、ヲタバレしてる三角さん以外の人にも見られたということか？

終わった。終わった。終わった。

今回こそ本当に終わった。



夏組、学生率高いし、学生は自分自身がオタクか、オタクに偏見がある人、でほとんど別れてるから…。

今すぐ死にたい。




隣にいる晴人さんは困った顔をして、コソッと「もう行くけど、まあ…ドンマイ」と言い、去って行った。



ドンマイどころの話じゃない。









「がっかりしました……」

『すみません。オタクだということを隠していて。気持ち悪いですよね。二次元の女の子に騒いでいて』

「そんなことじゃないです！」








そんなことって、そんなことの価値じゃないけど。

ていうか、これ以外何がある。









「休みの日に、他の劇団の人とは出かけるのに、どうして僕たちとは行かないんですか！」

「水臭いよ、A！俺もAと一緒に遊びたいのに」









いや、オタクでもない一般人の人に、いきなりこんな所に誘うってよっぽどの勇者しかいない。









「天馬も、Aが「好き」って言った途端、驚いてすごい速さで立ち上がったんだよー」

「い、言うな！！」








三角さんが言ったことは本当か？

まあ、確かにさっき凄い音がしたし…。



えぇ……どう言えばいいんだろう。まあ、俺はとりあえずこう言った。









『じゃあ、今度夏組で出かけます？』

「……ふん、俺様はドラマも出ているから忙しくて」

『じゃあ辞めましょ「行くぞ！！」あ、はい』









なんだこの茶番。

素直に言ってくれれば良いのに……。








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