輝く汗 ページ17
元の綺麗な部屋に戻したところで
彼女の方を見た。
結構な時間が経っていたが、未だに筆を握っている。
彼女のために用意した紅茶も減っているようには見えなかった。
まぁ僕が一方的に用意したのだから、仕方の無いことだね...
彼女が終わるまで 静かに待っていよう。
そう思い、マドモアゼルの服を新調するべく
型紙を作る用紙を手に取ったのだ。
どのくらい時間がたっただろうか。
未だに彼女は絵を描き続けている。
彼女とは反対の集中力がなく、落ち着きがない彼を思い浮かべた。彼にも少しでいいから彼女を見習って見てほしいものだ。
そこが、彼の魅力でもあるだろうけれど。
日本に置いてきたあの子を心配しながら、
彼女の様子を伺う。
彼女の額から汗が流れ落ちる。
日が少し傾いてきた頃だが、まだ窓から差し込む光は暖かく その光は彼女を照らしている
春の季節ではあるが、さすがに何時間も水分を補給していないと 脱水症状になる危険性だってある。
あれこれ考えていると
ふと 彼女の手が止まった。
何か問題でもあったのだろうか
『Aどうかしたのかね?』
そう呼びかけても全く反応しない。
『A?』
もう一度彼女の名前を呼んでみるが、
やはり反応がない。
不思議に思って彼女の方へ歩み寄る。
必然的に描いた絵も見えるのだが...
『こ、これはっ...』
ドクドクと心音が体内に響く
緊張か高揚か
『ぼ、僕 じゃないか!?』
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蒼也souya(プロフ) - 天使ちゃんさん» 天使ちゃんさん、はじめまして。感想ありがとうございます。クロワッサン買う場面はわたくしもお気に入りです!ありがとうございます。続きも楽しんでいただけたら嬉しいです! (2023年3月26日 14時) (レス) id: 2dcf8a9402 (このIDを非表示/違反報告)
天使ちゃん - 初めまして!わたしは、宗先輩推しなんですがクロワッサン好きなんですよ!どうでも良いと思うけど推しが好きな食べ物を買うって言う話最高です!では、続き楽しんできます!! (2023年3月26日 14時) (レス) @page26 id: f37909bd7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼也(souya) | 作成日時:2021年5月6日 2時