19話 ページ20
〜2人でDVDを見ていると〜
風斗：ねぇ、もう少しそっち行ってもいい？
A：？別にいいけど…
そう言ったら風斗がうちにくっついてきた
A：ん？
風斗：ねぇ、あんた鈍感とか言われない？
A：あ、たまに言われるかも…
風斗：やっぱりね…
A：(なんぞや？ただ甘えたいだけなんかな？)
と、とりあえずDVDに集中する
風斗：やっぱり凄いなぁ
A：うん、寝てるだけのシーンとか何気ない演技って難しいって聞くからねぇ
風斗：！わかる！？そうなんだよー！
歩くだけとか座ってるだけとかそういう所に上手さが出るんだ
シンプルな動きだと誤魔化しが効かないから…
まぁ、僕はそれ以前だけど…
でも、いつかこんな演技が出来たらと思う
A：(大丈夫！中の人は演技力抜群ヨ！)
風斗：アイドルは演技が出来ないなんて言わせたくない
妥協したくないんだ
A：風斗はすげぇよな
風斗：！バカにしてんの？
A：違う違う！
そうやって夢に向かって突っ走れるところ
中々出来るもんじゃないよ？
マジで凄いよ、羨ましいくらい(笑)
風斗：姉さん…
と、うちに顔を近づけてきたので口に手を当てる
風斗：…何？
A：ふふっ、悪いけど中学生に手を出すほど落ちぶれちゃ居ないんでね(笑)
風斗：子供だってバカにしてるわけ？
A：さぁ？どうでしょう(笑)
けど、一応これでも彼氏いるんでそういうことはしないで頂けるとありがたいかな？
風斗：！彼氏、いるんだ…
A：まぁね♪
風斗：別にいいよ
今は子供扱いでも、これから大人になってその彼氏ってやつからあんたを奪ってやるから
A：せいぜい頑張んなさいな(笑)
風斗：じゃ、後は自分の部屋で観るから
またね、A姉さん♡
と、DVDを持って部屋から出ていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅう | 作成日時：2020年10月25日 5時
