33.毒入り蜂蜜酒�� ページ33
3月1日―
「(全く…クリーチャーは一体、何なんだよ)」
ハリーはクリーチャーとドビーにドラコの尾行を命じており
その報告をしている際のクリーチャーの態度に
少々、苛つきを感じていた
ｶﾞﾁｬ
「なんて綺麗なんだろう…月って…」
ハリーが寮の部屋に戻ると
ロンが窓から月を眺め、そんな事を呟いていた
「神々しいよ
夜食を食べたみたいだね、ロン」
床に散らばっているお菓子のゴミを見てハリーは言う
「君のベッドにあったから」
「20個も？」
味見にひと口、とにこにこと笑顔で答えるロンだが
ゴミの量を見る限り、ほぼ完食状態である
「彼女の事で頭いっぱいで…」
「そろそろ鬱陶しくなってきた頃じゃない？」
「鬱陶しい訳ない！」
ふわふわと酔っぱらったかの様な話し方をするロンに
ハリーはどうせまたラベンダーの事だろうな、と軽く流す
「愛しちゃったみたい…」
「そ、そう…良かったね…」
グイグイと顔を近づけてそう話すロンに
ハリーは引き気味になってしまう
「僕に気付いてくれてるかな…」
「気付くだろ、3ヶ月もベタベタしてれば…」
ハリーのその発言にロンの表情が曇る
「ベタベタ？誰のこと言ってるの」
「そっちこそ誰の事？」
「ロミルダに決まってるだろ」
何言ってるんだ、とばかりにそう告げるロン
「はっ面白い冗談だ」
またロンの悪ふざけか、とハリーは部屋に散らかるゴミを拾う
ﾎﾞﾝｯ
「⁉︎何するんだよ！」
ロンがいきなり持っていたクッションを投げつけてきたのだ
「笑うな！愛してるんだ！」
「分かったよ、愛してる」
でも会ったことあるの？、と
癇癪を起こす寸前のロンに問い掛けるハリー
「…無い…紹介してくれない？」
表情を曇らせたり、にこにこと笑ったり
明らかに様子のおかしいロンにハリーは困惑する
ｽｯ
「…」
ふと、床に落ちていたカードが目に入り、手に取る
きっとロンが食べたお菓子に付いていた物だろう、と
―大好きなハリーへ ロミルダより―
それは、ロミルダの写真付きのカードだった
ｶﾞｼｯ
「行こう、ロン
ロミルダ・ベインに紹介してやるよ」
嫌な予感がしたハリーは
ロンを連れてある教授の部屋へと向かう
ｻﾞｯ
「クロウ…？」
スラグホーンの元へ向かっていると
先に部屋に出迎えられていた生徒が目に入ったハリー
「ロミルダはまだ？」
「もう少しで会えるよ」
正気では無いロンに答えしつつ、ハリーの思考は忙しくしていた
ここ最近、全く話せていなかった彼女と話す機会が来たからだ
34.毒入り蜂蜜酒�□�←32.背中にある翼 アミーside
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ひみつ - この作品ずっと大好きで何周もしてます！更新ずっと待ちます (2月6日 0時) (
レス) @page41 id: b76ada1bfd (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2023年4月13日 13時) (レス) @page41 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
macaron - いつ見ても面白いです！！！更新は遅くてもいいので頑張ってください (2023年3月11日 0時) (レス) @page41 id: bd43d76e72 (このIDを非表示/違反報告)
かとうのすけ。(プロフ) - めっちゃこの作品📕大好きです♥️✨これからも応援します✴✋️ (2023年1月21日 22時) (レス) @page41 id: b6fe45c711 (このIDを非表示/違反報告)
ひなんぐ(プロフ) - このシリーズ大好きです！応援しています🥰 (2022年11月11日 10時) (レス) id: 992b5ebd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年2月8日 13時
