14.優秀な両親 ページ14
休日―
「それ以上近付かないで、ザビニ」
クロウはスラグクラブの昼食会に出席する為に
同じく誘われたザビニと共に彼のオフィスに来ていた
「ドラコがいないから良いだ…」
『杖を向けられたいの？
それとも、腕を喰い千切られたいのかしら？』
オフィスに着くとクロウはすぐに
フィデスを連れ、スラグホーンとネビルの間に座る
ザビニが隣に座るのを防ぐ為である
ｽｯ
「おぉ、来たかね、ロヤリテート」
『ご招待ありがとうございます、先生』
和かに挨拶を交わすクロウだが、少し居心地が悪い様子
そして、昼食が運ばれてくる―
ｶﾁｬｶﾁｬ
「母親にそっくりだな…美しい黒髪は父譲りかね」
『えぇ、私の家系は皆黒髪でして』
今日の昼食会のメンバーは6人
両親が優秀な闇祓いだったネビル
母が魔法界で有名な美人のザビニ
叔父が有名な魔法使いのマクラーゲン
叔父が人狼薬開発者のベルビィ
実家が大手薬問屋のボビン
「2人共私のお気に入りでな
アリアは見た目も華やかで優秀な子だった
12フクロウで、監督生、首席、と実に素晴らしい
クロノスも優秀でな、家系の通りスリザリンで
彼は目立つのがあまり好きではなかったから
私からの監督生の指名を断られてね」
クロウは両親共にスラグホーンのお気に入りで
現在、学年のトップである為、呼ばれたのである
「君は首席にもなれるだろう」
『精進致します、スラグホーン先生』
父と同じく目立つのが好きではない為
出席しないでおこうと思っていたのだが
流石に1回目くらいは行かねば失礼だと思い、出席したのだった
「ロングボトムは
やはり、両親と同じ闇祓いの道を進むのかね」
「い、いえ…僕は」
昼食を食べつつ、生徒達の才能が
あるかどうかの聞き込みが始まっていく
『先生、彼は薬草学が得意なんですよ』
困惑しているネビルに助け船を出すクロウ
「おぉ、そうなのか！
君は周りの生徒の事もよく知っているのだな」
『えぇ、皆それぞれ
誰よりも優れている良い所があるんです
それに、監督生なのでこれくらいは把握しています』
クロウはスラグホーンのお気に入り生徒と
そうでない生徒との贔屓があまり好きでは無いのだ
ｽｯ
「？どうしたのかね？」
口を拭き、席を立つクロウに
まだデザートが来てないぞ、と呼び止めるスラグホーン
『すみません、急用を思い出しまして
またお時間が合えば、お話聞かせて下さい』
そう言い、オフィスを出て行くクロウを
また来てくれ、と笑顔で送り出すスラグホーンだった
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ひみつ - この作品ずっと大好きで何周もしてます！更新ずっと待ちます (2月6日 0時) (
レス) @page41 id: b76ada1bfd (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2023年4月13日 13時) (レス) @page41 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
macaron - いつ見ても面白いです！！！更新は遅くてもいいので頑張ってください (2023年3月11日 0時) (レス) @page41 id: bd43d76e72 (このIDを非表示/違反報告)
かとうのすけ。(プロフ) - めっちゃこの作品📕大好きです♥️✨これからも応援します✴✋️ (2023年1月21日 22時) (レス) @page41 id: b6fe45c711 (このIDを非表示/違反報告)
ひなんぐ(プロフ) - このシリーズ大好きです！応援しています🥰 (2022年11月11日 10時) (レス) id: 992b5ebd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年2月8日 13時
