７.ドローレス・アンブリッジ ページ7
大広間―
「おかえり諸君、今年は先生が2人変わった
グラブリー・プランク先生が戻られて
ハグリッド先生が不在の間、魔法生物飼育学を担当なさる」
始業式を終え、夕食を食べているとダンブルドアが発言する
『(巨人達の説得、上手くいくと良いけれど)』
クロウは手紙でダンブルドアから事情を
直接知らされていた為、ハグリッドの身を案じていた
「また、闇の魔術に対する防衛術の担当は
ドローレス・アンブリッジ先生じゃ」
先生のご健闘を皆で祈るとしよう、と苦笑するダンブルドア
「さて、例年の如く管理人のフィルチからの要請で…」
話を続けるダンブルドアを咳払いで遮るアンブリッジ
「ありがとうございます、校長
歓迎のお言葉、恐れ入ります
皆さんの幸せそうな可愛い笑顔が
私を見上げているのは素敵ですわ
皆さんとはきっとよーいお友達になれると思いますわ」
全身ピンクの服装、甲高い声で話すアンブリッジに
周りの教師陣も生徒達も怪訝な顔をする
『(本当に来たわ…)』
クロウはクロノスの言葉を思い出していた
復活を信じたく無いファッジ大臣が
ダンブルドアの監視要員をホグワーツに送る筈だ、と
「魔法省は常に若い魔法使いや魔女の教育は
非常に重要であると、その様に考えて来ました
この歴史ある学校に歴代校長は
何らかの新しい事を導入して来ました
しかしながら
進歩の為の進歩は奨励されるべきではありません
保持すべき物は勿論、保持し
正すべき物はしっかりと正し
禁ずべきと分かった物は切り捨てようではありませんか」
断固として、と満足気に席へ戻るアンブリッジ
「ありがとう、アンブリッジ先生
まさに啓発的じゃった」
そう言い、ダンブルドアがその場を締める
生徒達も歓迎はして無いらしく、拍手が短い
「防衛術の教授はまともなのが来ないのか？」
「ルーピン先生はマシだったわ」
セオドールとパンジーは怪訝な顔で
アンブリッジに対する不満を言う
他の生徒も似た様な反応をしている
「あの歳で全身ピンクは攻めすぎじゃないかなぁ」
「ｯ…ｹﾞﾎｯ…」
アミーのその一言にかぼちゃジュースが
気管に入ってしまい、咳き込むセオドール
「魔法省の役員だな」
『魔法大臣上級次官だった筈よ』
彼女の顔に見覚えがあるドラコとクロウは会話をする
まともな授業してくれるかしら、と呆れ顔のクロウ
『(あぁいうタイプは嫌いなのだけど…)』
今後の為だもの、しょうが無いわね、と
小さく溜息を吐くクロウだった―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
