６.監督生 ページ6
ホグワーツ特急内―
「クロウ、監督生になったんだね」
Prefectと書かれたバッジを付けているのを見てルーナは言う
『えぇ、そうよ』
着替え中の手を止め、違う物事を始めるルーナに
ほら、着替えて、と手伝うクロウ
ｶﾞﾁｬ
「やっぱり君も監督生だったか」
コーパメントへと着替えを済ませ、戻って来た2人
クロウのローブに付いているバッジを見るドラコ
『ドラコと一緒ね』
5年生になると各寮から男女1名ずつ
計8人が監督生に任命され、卒業するまで勤める事となる
スリザリンの監督生はこの2人なのだ
グリフィンドールはハーマイオニーとロン
ハッフルパフはハンナ・アボットとアーネスト・マクミラン
レイブンクローは
パドマ・パチルとアンソニー・ゴールドスタイン
が任命され、各寮カラーの監督生バッジを付けている―
「監督生には個人部屋が割り振られるからな」
監督生には今までの様な複数人で一室を与えられるのではなく
男子寮と女子寮とは別の
監督生の個人部屋が6部屋ある出入り口を使用する
『パンジーとアミーと離れちゃうのは寂しいけれど
フィデスを自由にしてあげられるは良いわね』
その内の一部屋を割り振られる為、好きに使っていいのだ
『あと、バスルームも楽しみね』
「今まではシャワールームだけだったからな」
クロウは入浴するのが好きで以前から気になっていたのだそう
監督生やクィディッチのキャプテンにならない限り
特別なバスルームは使えない
それ以外の生徒はシャワールームのみ使用出来る
「ねぇ、クロウ。ラックスパートがいるよ」
ドラコとクロウが監督生として話をしていると
ザ・クィブラーを逆さに読んでいたルーナが
キラキラした眼鏡を掛けて、クロウを呼び掛ける
『ん？どうやって見たの？ルーナ』
クロウは後で話しましょ、とドラコに断りを入れ
隣に座っているルーナへと視線を移す
ｽｯ
「これ、掛けて見て」
『ふふっ本当ね』
キラキラした眼鏡を手渡され、2人は楽しそうに会話をする
クロウの目にラックスパートは見えていないが
ルーナの空想的な思想が彼女らしくて好きで
否定する事はなく、それもありね、という姿勢である
「(ラックスパートって何だ？)」
ドラコはそんな2人を不思議そうに見る
家族としてルーナを大切にしているのは承知している為
彼女がルーナと
自分を放って仲良くしていても、嫌な気はしないドラコだった
その後3人は駅に着き、列車を降り
セストラルの引く馬車でホグワーツへと向かって行く―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
