44.神秘部の戦い�� ページ44
「違いが分かっても良い頃だ。夢と、現実と」
そう言い、死喰い人がマスクを取る
ハリーもよく知っているルシウス・マルフォイだった
「お前はあの方がお見せになった幻を見ていたに過ぎん
さぁ、予言を渡せ」
「手を出したらこれを壊す！」
一定の距離を空ける両者
ｱｯﾊﾊﾊ
「中々言うじゃないの
ちっちゃな、ちっちゃなベイビー、ポッター」
高笑いしながら現れた魔女
その姿を見て、ネビルが顔を歪める
「ベラトリックス・レストレンジ‼︎」
そう、彼の両親を拷問した死喰い人である
「ネビル・ロングボトムかい？ご両親元気？」
「今、仇をうってやる‼︎」
2人共いきなり杖を向け合い
それぞれハリーとルシウスに止められる
「皆、落ち着こうではないか…熱くなるな
我々は予言さえ手に入ればそれで良い」
「ヴォルデモートは何故、僕をここに呼んだ！」
威勢よくルシウスに問うハリー
「あのお方の名を口にするか…純血でも無いお前が‼︎」
「まぁ良い、此奴は知りたがりなのだ
予言を取り出す事が出来るのは、その予言に関わる者のみだ
運よく手に入れた様だが…」
気を悪くするベラトリックスを宥めるルシウス
6人の周りは次第に死喰い人達によって囲まれていく
「不思議に思った事は無いか？
お前と闇の帝王との間に何故、絆があるのか
何故あの方がほんの赤ん坊のお前を殺せなかったと思う？
その額の傷の秘密を知りたくはないか？
全ての答えはお前の手の中にある」
知りたければ寄越せ、と手を差し出すルシウス
「僕は14年も待った。もう少しくらい待てる」
そう告げるとルシウスに杖を向けるハリー
ﾊﾞｯ
「今だ！“ステューピファイ”」
ハリーのその合図で6人の杖から赤い閃光を放つ
そして、それぞれ死喰い人と戦いながら出口へと向かう
ﾋｭﾝｯ
「“レビコーパス”」
ルーナがクロウから教えて貰った呪文で死喰い人を宙吊りにした
ﾊﾟﾘﾝｯ
6人は死喰い人の足止めをしようと
棚にある水晶玉を、落としていくが攻撃は止まない
「“レダクト”」
そして、物凄い勢いで向かってくる死喰い人に
ジニーが青い閃光を放ち
その衝撃で雪崩の様に棚が崩れてしまう
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
「ドアに戻れ！」
ハリーの声に6人が目の前にあった扉へと飛び込む
そこは地面が無く、下に落ちていく感覚に襲われる
ﾋｭｯ
ﾋﾟﾀｯ
落ちる寸前で止まり、皆立ち上がる
ここは死の間
擦り切れた布がベールの様にかかっている石のアーチが
広い空間の真ん中に佇む不思議な場所
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
