26.刺激 ページ26
クリスマス休暇―
マルフォイ邸でクリスマスパーティー後
大人達がお酒を飲み始めた為、クロウとドラコは
就寝時間まで一緒に本を読んだりして過ごしていた
入浴を済ませ、髪を解かしているクロウ
ふと、過ぎる親友の言葉
―刺激が無いと飽きられちゃうわよ
今度のお泊まりの時、着なよ！―
『(着てみるだけ…)』
半ば押し付けられる形で購入し
荷物に入れられたあのネグリジェを取り出す
ﾋﾗｯ
『やっぱり、似合わないよ…』
クロウは姿見で自分のネグリジェ姿を見て、眉を下げる
『(首元の露出も多いし、脚もこんなに…
これこそ、はしたないって幻滅されちゃうわ…)』
普段はロング丈のワンピースタイプのネグリジェで
学校ではタイツを履いていて着崩す事もない為
クロウは滅多に露出なんてしない
ｶﾞﾁｬｯ
部屋の扉がいきなり開く
クロウは悶々していた為、ノックが聞こえていなかったのだ
「本を忘れてしまっ…⁉︎」
返事が無かった、とドラコが心配し入って来る
そして、クロウの姿が目に入り、固まってしまう
『え⁉︎あ、ごめんなさいｯ』
突然の事にクロウまで戸惑ってしまう
「その格好…」
『〜ｯ‼︎すぐ着替えるね‼︎』
ドラコが話し始めるとクロウは正気に戻り、顔を真っ赤にする
ｽﾞｲｯ
「誰から」
クロウに近付いて少し低い声で問い詰めるドラコ
どうやらプレゼントだと勘違いしているらしい
『アミーとパンジーとお揃いで買ったの…
その…刺激が無いと飽きられちゃうって…』
躊躇いながらそう告げるクロウ
「ﾊｧｰ…僕がどれだけ我慢してると…」
ドラコは手で顔を覆い、溜息を吐く
クロウはその様子に怒っているのかと思い、俯いてしまう
ｸﾞｲｯ
『ぇ⁉︎…ドラコ？』
クロウはドラコに腰を引かれ
そのまま抱き上げられて、ベッドに座らせられる
「クロウ」
ドラコから熱を帯びた目で見つめられ
そして、ドラコの昂揚した気持ちを読んでしまい
耳まで紅潮させるクロウに微笑んでキスをするドラコ
ｸﾞｯ
『ﾝｯ…ﾊｧｯ…⁉︎』
後頭部を押さえられ、いつもより長いキスに息が続かず
呼吸をしようと口を開けると舌が入って来る
ｷｭｯ
「ｯ…嫌か？」
『ﾊｧ…ﾊｧ…嫌じゃない、けど…』
ドラコの服を掴み、目を潤ませるクロウ
『初めてだから…』
力がうまく入らないのか、ドラコの胸に顔を埋める
露わになっている首元までもが赤くなっている
「優しくする」
ドラコは嬉しそうな表情を浮かべ、クロウをそのまま押し倒した―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
