14.陰謀 ページ14
後日、-ウィズリー製品は全面禁止-
というのが発令され、壁に追加されていた―
『ごめんなさい…』
自身も嫌な思いをしたとはいえ
夢を叶えようとする双子に悪い事をした、と思った
クロウは謝罪をする
「その代わり、お姫様のその賢い頭脳を貸してくれよ」
「俺らが助けて欲しい時で良いからさ」
すると、双子は二つの返事で快く許してくれた
その日の午後―
ｶﾞﾔｶﾞﾔ
古代ルーン文字学の授業を終えた4人は
校門前の広場で騒ぎが起きているのを見つける
『何の騒ぎなの？』
「トレローニー先生がアンブリッジ先生に予言をして
それが気に食わなかったのか、追い出そうとしてるんだって」
先に騒ぎに駆け付けていたアミーに事情を聞く4人
クロウはすぐに校長を呼んで来て、とフィデスに頼む
ﾄﾞﾝｯ
フィルチにより荷物までも運ばれてしまい
酷く怯えている様子のトレローニーの元に
怒りを露わにしているアンブリッジが現れた
「あたくし、16年間ここで教えて来たんです…
ホグワーツはあたくしの家ですわｯ…
出来る筈ありません…こんな仕打ちｯ…」
「行きますのよ」
涙を堪えるトレローニーに
列車の切符をチラつかせるアンブリッジ
「ミネルバｯ…あたくしｯ…」
マグゴナガルが駆け付け、トレローニーを宥める
「何か仰りたい？」
「えぇ、貴女に言いたい事はいくつかあります！」
マグゴナガルがそう言い放った時、校門が開き、校長が来た
ｻﾞｯ
『フィデス、お利口ね』
クロウは小さい声で戻ってきたフィデスを褒める
「マグゴナガル先生、シビルを中に連れて行ってくだされ」
「‼︎ありがとうございますｯ…」
ダンブルドアにそう言われ、トレローニーは
マグゴナガルに連れられ、学校の中へと戻って行く
「ダンブルドア、お忘れかしら
教育令第23号により魔法大臣の名誉を…」
「教師を解雇する権利はお持ちじゃ
しかし、この城から追い出す権限は持っておられん
それはまだ校長の権限じゃ」
偉そうに言うアンブリッジの言葉を
遮って、そう伝えるダンブルドア
「…今わね」
含みのある笑みを浮かべたアンブリッジ
「…勉強に戻るのじゃ！」
ダンブルドアは暫くアンブリッジを見て
騒ぎに集まっていた生徒達にそう言い残し、その場を後にする
『(ダンブルドアの身が危ないかも知れないわ)』
クロウは今まで聞かされてきた自慢話と今回の発言で
魔法省がダンブルドアの弱みを突いて
失脚させようとしている、と感じて両親に知らせる事にした―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
