７.穢れた血�� ページ7
土曜日の朝、クロウはパンジーとアミーに
勉強を教える為、３人で図書室へと向かっていた―
ｶﾞﾔｶﾞﾔ
坪庭でクィディッチ選手達が何やら集まっている
「あれってうちのチームとグリフィンドールじゃない」
パンジーの言葉に2人もその様子を廊下から見る
「今日はグリフィンドールが予約してる」
「どっこい、お墨付きがある」
両チームのキャプテンが何やら揉め事の様だ
「新しいシーカー？誰だ？」
スネイプ先生の推薦状を読み上げ、問い掛けると
スリザリンのチームから1人出てくる
「マルフォイ？」
見知った顔にハリーは困惑する
「その通り。新しいのはそれだけじゃ無い」
ドラコのその言葉にグリフィンドール生の視線は箒に集まる
「ニンバス2001だ…どこで手に入れた？」
ロンはそう問い掛ける
「ドラコの父上がくれた」
「どこかの親と違って父上は良いものが買えるからね」
キャプテンとドラコは嫌味の様に言い放つ
「でも、グリフィンドールの選手は
お金じゃなくて、才能で選ばれてるわ」
ハーマイオニーが言い返す
「お前の意見なんか聞いていない
この、穢れた血め」
ドラコは苛立ち、ハーマイオニーに口走る
ﾊﾞｯ
「？今、ドラコなんて言ったの？」
クロウが急いでアミーへ振り返ると
アミーは聞こえていなかった様でポカンとしていた
『パンジー、アミーと先に行っててくれる？』
「えぇ、大丈夫よ」
アミーをパンジーに頼み、クロウは坪庭へと歩いて行く
「よくも言ったなマルフォイ…」
『ウィーズリー、待ちなさい
その杖じゃ自分に跳ね返ってくるわよ』
ロンがドラコに杖を向けようとした時、クロウが止めに入る
「なんだよロヤリテート、マルフォイを庇うのか？」
ロンは苛立ちが募っているのかクロウに向かって声を荒げる
『何を言ってるの？ウィーズリー
私は2人共に怒っているわ、品が無いってね
マルフォイ、グレンジャー
今日の夕食前、ここに来て頂戴、話があるわ』
「「え？」」
クロウがそう言うと2人とも自分だとは
思ってなかったのか、気の抜けた声を出す
ロンに関してはその発言に口が開きっぱなしだ
『何かしら、みんなの前で
これ以上恥を晒したいのならここで話すけれど』
「分かった」「分かったわ」
クロウが笑顔で2人に再度問いかけると2人も相槌を打つ
『先輩方すみません…』
「いや、大丈夫だ」「大丈夫だよ」
クロウに頭を下げられ、両チームのキャプテンは断りを入れる
そしてクロウは図書室へと向かって行く―
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
