８.穢れた血�� ページ8
ｽﾄﾝｯ
「クロウ、どうだった？」
静かに席に座るクロウへ声をかけるパンジー
『2人とも夕食前に呼び出したわ、
2人とも相手を思いやることが出来てないんだもの』
クロウは少し悲しげに眉を下げて言う
「まぁ、純血主義の家庭で育ったドラコと
マグル生まれのグレンジャーだものね」
確執は生まれてしまうわね…とパンジー
アミーはというと一生懸命課題に取り組んでいる
『どちらが悪いとかは無いのよ…環境のせいだもの
でも、2人とも私の友達だから…』
「そうね、それはクロウにしか出来ないわ」
ほら、勉強教えて？、とパンジーはクロウに笑い掛ける
クロウも一時、勉強に集中することにした―
一方、グリフィンドール談話室―
「ねぇ、ロン…私、クロウを怒らせるようなことしたかしら…」
ハーマイオニーは悲しそうな顔をしてそう呟く
「ロヤリテートだろ？
あいつ、マルフォイのこと庇ってるだけだよ」
いつも一緒にいるし、とロンは言う
「でも、あんなに冷たい言い方をしたのは初めて聞いたのよ…」
初めて喋った時でさえあんなに優しく接してくれたのだ、と
「今日の夕食前、ちゃんと行くわ」
「え？行かない方が良いよ」
スリザリン2人のところに行くなんて、とロン
「クロウはちゃんと理由があって怒る人だもの
私にもきっと気付けてないだけでダメなところがあったんだわ」
このままクロウに嫌われてしまうのは嫌だ、と
ハーマイオニーは眉を下げていた
一方、昼食時―
「おいドラコ、クロウとなんかあったのか？」
席が珍しく離れてるな、とセオドールは言う
「…」
ドラコはクロウにマルフォイ、と呼ばれた時
まるでもう近づかないで、と突き放された様で
どうすれば良いのか分からなくなってしまったのだ
「？あんなにクロウがお前に怒るなんて初めてだろ」
黙るドラコを見て、セオドールは不思議そうにする
「僕だけじゃない、グレンジャーも怒られてるんだ」
やっと口を開いたドラコから聞きなれない名前が出てくる
「マグル生まれのあの子か」
え？と余計に頭が混乱するセオドール
セットにされる様なメンツじゃないだろ、と
「とりあえず、夕食前に話がある、と呼ばれたから行く」
「まぁ、それが正解だな」
あんな温厚なのが怒るのロックハートぐらいだぞ、と
セオドールは笑い飛ばしていた―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
