45.好きなタイプ ページ45
ある日の夜、スリザリン寮女子部屋―
『アミーの髪はふわふわね』
「私はクロウとパンジーのサラサラの髪が羨ましいな〜」
クロウはアミーの髪の毛を魔法で乾かし、
パンジーはスキンケアを行なっていた
「ねぇ、クロウ。私、気になってたことがあるのよ」
『何どうしたの？』
パンジーがクロウに問い掛ける
「貴女、この前の告白、受けたの？」
そう、ここ最近クロウに告白が何人か来ているのだ
『いいえ、受けてないわ
私、彼のことよく知らないもの』
ちなみに彼女は丁寧に全て断っているのである
「この前の人はかっこ良かったと思うけどな〜」
アミーはそう残念がる
「貴女、それでもう3人くらい断ってるじゃない」
タイプじゃないの？、とパンジーは2人の元へと来る
『タイプ…？』
考えた事も無かったわ、とクロウ
ﾊﾞｯ
「嘘でしょ⁉︎こう、優しい人が良いとか
高身長が良いとか、髪色はこの色が好き、とかは？」
パンジーは食い気味にクロウに問い掛ける
『えぇ…』
そんなパンジーに困惑するクロウ
「私はね、優しくてかっこいい人がタイプ〜
髪色は暗い方が好きかな」
「私は、高身長で面白い人が良いわ」
こんな感じでね、と2人が言う
『んー…笑顔が素敵で、負けず嫌い、
涙脆くて、一途な人かな…？』
しばらく頭を悩ませそう答えるクロウ
「理由はある？」
少し楽しそうに聞いてくるパンジー
『お母様がお付き合いするなら
お父様に似てる人を選ぶと良いわ、って仰ってたから』
お父様は良く笑うし、涙脆くて、
負けず嫌いだし、お母様一途だから、とクロウ
「良い見本が身近にいるもんね〜」
良いなぁかっこいいお父さん、とアミーは羨ましがる
「そうよ、それが貴女のタイプよ。」
良いじゃない、とパンジー
『実感が湧かないわ』
よく分からないもの、とクロウは眉を下げる
「クロウと恋バナ早くしたいね〜」
「女の子は恋をすると可愛くなるのよ」
クロウの好きなタイプを発見し、
本人よりも楽しそうな2人だった―
一方男子寮―
「なぁ、ドラコ、どの子か決めたのかよ」
「だから、興味ないって言ってるだろ」
ドラコも告白されているが全て断っている
「可愛い子いただろ？タイプくらい教えてやれよ」
あまりにも可哀想だぞ、とセオドールは言う
「タイプ？」
「あー、俺はスタイル良くて美人な子が良いな」
あと、話にノってくれる子、とセオドールは言う
「強いて言うなら…良く笑う、優しい子が良い」
ドラコはそう絞り出したかの様に言った―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
