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37.修復 ドラコside ページ37

一方、朝早くから談話室で考え事をしていた―

「(クロウ…大丈夫だと良いが…)」
クロウに謝ろうと機会を探ってはいたものの
忙しそうにする様子を見て中々謝れずにいた矢先、
秘密の部屋にクロウが連れ去られた、と聞いたのだ

タッ

「フィデス?」
クロウが連れ去られてから初めて姿を見せたフィデスに
まさか、と急いで近寄る

「何があったんだ」
そう言うと、フィデスは着いて来いとばかりに歩き出す


そして、辿り着いたのは医務室だった―

「Miss.ロヤリテートはこちらです」
中に入るとマダム・ポンフリーが案内してくれる
案内されたベッドにはクロウが少し苦しそうに寝ていた

「クロウ…?」
急いで側へと駆け寄る

「ここ最近、頭痛に悩まされていた様子で
急に高熱が出て倒れてしまったんです。
随分気を張り詰めていたのでしょうね…」
今はもう薬を飲んでいるので大丈夫ですよ、と伝えられる

「少し側にいても良いですか」
「えぇ、授業の時間に戻るなら構いません」
そう言い残し、マダム・ポンフリーは
ベッドを仕切っているカーテンを閉めた


「…」
まだ少し苦しいのだろう、眉を顰めて寝苦しそうにしている

スッ

「早く目を覚ましてくれ
クロウ…君に謝りたいんだ」
ふと、頬に手を添えてみる
すると、クロウは先程の寝苦しそうにしてる表情とは違い
穏やかな顔で眠り始める

「‼︎…君は全く…」
その穏やかな表情を見て、眉を下げ微笑む

「また、昼休みに来る」
頬を撫で、そう言い残し授業へと向う―



昼休み―

「まだ目は覚ましてませんが、熱は下がってきています。
1度、目が覚めたら今日の晩から寮に戻っても大丈夫でしょう」
昼休みに入ってすぐ医務室に来たドラコにそう言う

「分かりました」
マダム・ポンフリーに促され、クロウの元へと行く

「良かった…」
まだ眠っているが先程よりは
顔色が良くなっているのを見て、少し安心する

「…」
あまり騒ぐのも良くないだろう、と椅子に腰掛け
ベッドに手を乗せてクロウの顔を見る

「(隈がうっすら出来てる…
ちゃんと寝れて無かったんだろうな…
最近、笑ってる君の顔を見てない気がする…)」
早く君の眩しいくらいの笑顔が見たいな、と
ふと思うドラコだった―

38.修復 夢主side→←36.似通った点



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設定タグ:ドラコ・マルフォイ , ハリポタ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻‍♂️ (2022年1月8日 15時) (レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:戯言。 | 作成日時:2021年12月12日 19時

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