31.秘密の部屋�� ページ31
ハリーがさらに奥へと進んでいくと丸い大きな扉があった―
ｶﾞｼｬﾝｯ
ハリーがその扉に向かって蛇語で話すと
蛇状の鍵がひらき、扉が開く
中へ入って行くと蛇の彫像が並んでいて
その奥に女子生徒が1人横たわっていた
「ジニー！死んじゃダメだ！
起きて！目を覚まして！！」
杖を投げ捨て、ジニーに駆け寄るハリー
「目は覚めないよ」
奥から女子生徒を横抱きした青年が出て来る
「…‼︎クロウ！」
ハリーはその女子生徒がクロウだと気付く
青年はそのままハリーへと近づいて来る
「トム？トム・リドル！」
ハリーは青年が日記の記憶を見た時にいた顔だ、と気付く
「目が覚めないってどういうこと？
あと、クロウはどうしたの？」
「生きてはいるよ、辛うじてだが
それに、この子は気絶させただけだ」
ハリーの問いに平然と答えるトム
「君はゴースト？」
「記憶だよ。50年間日記の中にあった」
そう言い、トムはクロウを濡れてない地面へと置く
「氷みたいに冷たい…」
ジニーの手に触れ、ハリーが言う
ｽｯ
「トム、手を貸して！バジリスクがいるんだ」
「呼ばれるまでは来ないよ」
ハリーの杖を拾うトムにハリーは協力を求める
「僕の杖を寄越して」
「必要にはならない」
トムはハリーに杖を渡そうとはしない
「ここから出て2人を助けなきゃ」
「残念だがそれは出来ないね
ジニーが弱る程、僕は強くなる」
その言葉にハリーは何かに気付く
「そうだよ、ハリー
秘密の部屋を開けたのはジニー・ウィーズリーだ」
「そんな…」
「穢れた血と猫にバジリスクをけしかけたのも
壁に強迫の文字を書いたのもジニーだ」
「何故！」
「僕が命じたからさ。僕の思いのままに操れるんだ
ジニーは自分では気付いていない、いわば催眠状態だからね
だが、段々、日記の力が恐ろしくなり
女子トイレに捨てようとした
すると、なんと君が拾ってくれた
僕が会いたくて堪らなかった君がね」
「どうして僕に会いたかったの
どうしてクロウを攫ったの」
ハリーはトムに不信感を抱き、問いただす
「君と話をしなければ、と思っていた
君を信用させる為、
間抜けなハグリッドを捕まえた場面を見せたんだ」
「ハグリッドは友達だ！君が嵌めたんだろ」
「みんな僕の方を信じた
ダンブルドアだけは違った様だが」
「君のことはお見通しだったって訳だ」
その言葉にハリーは誇らしげに笑う―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
