26.退陣 ページ26
その後、寮へ戻ったクロウ
アミーとパンジーはもう寝てしまっている―
『(私1人で出来る事…まずはスプラウト先生と
マダム・ポンフリーの手伝いをしましょう
1人でも多い方が早くマンドレイク薬を作れるもの
あとはジニーの近況をルーナに聞いて、
ジニーが次の犠牲者を出す前に止めなきゃだわ
あわよくば、分霊箱を破壊出来れば尚良しね)』
クロウは最初、分霊箱の魂の戻し方を行おうと思っていたが
ヴォルデモートが自分の悪事に対し、
改心する訳も無いだろうと破壊する方向に決めたのだ
『(あとは分霊箱が自己回復が出来ない程度の
破壊力を持つ物だけれど…)』
何があるかしら…と頭を悩ませるクロウ
ｺﾝｺﾝｯ
すると、窓を控えめにノックする音がする
『フォークス？』
ダンブルドアのペットであるフォークスだった
『どうしたの？』
クロウは窓を開け、部屋の中へとフォークスを招き入れる
『…なんて事を…』
フォークスの記憶を見てクロウは顔を顰める
『(ルシウスね…)』
ダンブルドアが学校の理事達により退陣させられたのだ
クロウはすぐにそれを促した人物が誰か分かった
『ありがとう、フォークス
大丈夫よ、ハグリッドもダンブルドア先生も帰って来るわ』
そう言い、フォークスの頭を撫で、
窓から飛び立つフォークスを見送る
そして、決意を固めたのだった―
翌朝―
『ルーナ！』
「クロウ？どうしたの？」
朝食の為、大広間にいるルーナに声を掛けるクロウ
ルーナは久しぶりだね、と近づいて来る
『前、言ってたじゃない、ジニーがの様子がおかしいって
最近は大丈夫なのかな、って気になって…』
あまり大事にならないよう小声で話すクロウ
「前より酷くなってる
今だってご飯あんまり食べてないし、
一人きりでいることが多くなったね」
ルーナのその言葉を聞き、ジニーへと視線を向ける
すると、確かに食事にはあまり手をつけておらず
目も虚ろで、顔色もあまり良くない様子だった
『そうね…あまり良くない状態だわ…
ルーナ、ありがとう。あなたも気をつけるのよ？』
「うん、クロウも気をつけて」
クロウが頭を撫でると嬉しそうに友人の元へと戻るルーナ
『(ルーナも違う寮だから
あまり様子を見る事が出来ないものね…
出来るだけ注意しておかないといけないわね…)』
せめてこうやって見かけた時だけでも、と
クロウは考えていた―
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
