24.第4の犠牲者 ページ24
休日の図書室―
「クロウ、ちょっと席外すわね」
『えぇ、大丈夫よ。いってらっしゃい』
パンジーは友人に呼ばれ、図書室を出て行く
「クロウ、これはどう言う事？」
『これはね…』
クロウはパンジーとアミーと共に課題に取り組んでいた
ﾀｯﾀｯ
「クロウ！」
『ハーマイオニー？』
図書室では静かにね？、とクロウは隣の席を開ける
「ごめんなさい…」
眉を下げ、その席へと座るハーマイオニー
「あのね、クロウにヒントを貰いたくて」
そう言い、魔法動物について記載された本を開いた
『ハーマイオニーなら正解へ導けると思ってたわ』
クロウはその開かれたバジリスクのページを見て
ハーマイオニーの頭を撫でる
「ふふっありがとう！でね、移動経路が分からないのよ」
その言葉にクロウは思い付く
『パイプ、じゃないかしら…下水道とかの』
先日、ロンとハリーを見かけたあのトイレからは
廊下まで浸透してしまうほど水が溢れていた
その為、クロウはフィデスと共に近づく事が
できなかったのを思い出したのだ
ﾋﾞﾘｯ
「流石クロウだわ！ありがとう！
2人に伝えなきゃ！」
そう言い、ハーマイオニーはパイプ、とメモし
そのページを千切り、走っていく
『ハーマイオニー！“レパロ”』
ハーマイオニーが破いたページを直し、本を棚に戻すクロウ
『1人になっちゃダメって言ったのに』
ハーマイオニーを追いかけようと思い、
1人にしちゃダメだ、とアミーの手を取る
ｽﾞｷﾝｯ
「クロウ⁉︎」
急に手を引かれたかと思いきや、頭を押さえ
顔を顰めるクロウにアミーは驚きを隠せない
『ｯ…ごめんなさい、アミー
ハーマイオニーを1人にしちゃダメなの
一緒に来てもらってもいいかしら』
「いいよ、手伝ってあげる」
頭痛に耐えながらそう伝えるクロウに
アミーはクロウを支え、走って行った方向へと向かう
図書室を出て廊下を出た2人が見たのは
石化したハーマイオニーだった―
ﾌﾗｯ
『アミー！大丈夫よ、大丈夫』
ふらつくアミーを支えるクロウだが
まるで自分に言い聞かせている様にも聞こえる
『フィデス、マグゴナガル先生を』
クロウはフィデスに指示を出す
ﾀﾞｯ
「これは…」
フィデスがマグゴナガル先生を連れてきた
『すみません、マグゴナガル先生…
私が彼女を1人にしたから…』
「大丈夫ですよ、Miss.ロヤリテート
あなたは友人をちゃんと守ったのですから」
眉を下げ悲しそうな顔をするクロウに
マグゴナガル先生はアミーに視線を送る
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
