41.報告 ページ41
翌日 校長室―
クロウのお願いでクロノスによって
秘密の部屋のバジリスクの埋葬が行われた
そして、フィデスが食いちぎった片目は
研究の為、クロノスへと渡され
毒牙については何か使うかもしれない、と
クロウが保管する事になったのだ
ｶﾁｬ
「クロウ、座りなさい」
『はい、ありがとうございます』
ダンブルドアからミルクティーを受け取るクロウ
クロウの横にはスネイプが座り、
目の前にダンブルドアが座っている
『あの時、彼は私の記憶が
１つしか見えないと、そう言ってました』
この間の事件のことで話をしに来ていた
「自分で何かしたと言う感覚は？」
スネイプも問い掛ける
クロウは閉心術のセンスが
皆無である為、その類いではないのだ
『強いてあげるとするなら、記憶を見られてはダメだと思い
一つのことを考えて見せる様にしました。』
「ほう、実にそれは興味深いの…」
開心術は相手に何かを見せる事もできるのか、と
ダンブルドアは興味深そうにクロウを見る
「ちなみに何を見せる様にしたのじゃ」
『ロックハート先生の授業風景です。』
クロウのその言葉に
ダンブルドアとスネイプは笑いを堪えている
「試しに吾輩にしてみることはできるかね？」
落ち着いたのか、クロウに問い掛けるスネイプ
『多分出来ないです…
彼には私の記憶を一切見られたく無かったので
一つを見せる事に集中出来たのですが…』
クロウは悩みながら答える
「わしらには見られたくない記憶がない、と
言うんじゃな、クロウ」
『はい、そうですね』
そう伝えると微笑み、クロウの頭を撫でるダンブルドア
スネイプも穏やかな目でクロウを見つめている
「所で、バジリスクの毒牙は
君が保管すると言う事で認可はしたが
どこで保管しているのかね？」
スネイプがクロウに問う
猛毒である為、無闇に使ってはいけないものだからだ
『それでしたら、フィデスおいで』
クロウはフィデスを呼ぶ
フィデスの首輪の部分には
細長い箱のような物が新たに付けられていた
『これは私しか開けられないように
父が呪文をかけてくれた箱です。
いつ使う時が来るか分からないので、ここに』
その箱にクロウが触れると勝手に蓋が開き、
そこにはバジリスクの毒牙が入っていた
「なるほど…」
「ヘルハウンドは悪意と善意を嗅ぎ分けるからの
良い案じゃな、クロウ」
その仕組みに納得するスネイプとダンブルドア
両親とフィデスを褒められ、誇らしげなクロウだったー
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
