５.マルフォイ家 ページ5
ハロウィンも過ぎた週末のある日
ｶﾁｬｶﾁｬ
「クロウ、今日は午後から
お客様がお茶しに来てくれるぞ」
ランチを食べているとクロノスが娘に話し掛ける
『お客様、ですか？』
「えぇ、私とクロノスのお友達よ
クロウと同じ歳の男の子も一緒に来るそうだから
お友達になれると良いわね」
不思議そうにする娘に優しく答えるアリア
『はい！ぜひ！』
いつもはルーナや魔法動物とばかり遊んでいるので
クロウは自分と同じ10歳の子供に会うのは
初めてでとても心躍らせていた
ﾎﾟﾝｯ
メリーがティータイムの準備終える頃、
姿現しの音が聞こえる
クロノスが来客を迎えに行き、帰ってきたのだ
「いらっしゃい。ルシウス、ナルシッサ」
来客を迎えるアリアの後ろについて行くクロウ
「久しぶりね、アリア」
ナルシッサと呼ばれたブロンド髪の綺麗な女性は
アリアと久しぶりの再会を喜んでいた
「『…』」
お互いの母の後ろに隠れている子供達は
自分達はどうしたらいいのか、と人見知りしている
ｸｽｯ
「とりあえず、お茶にしましょうか」
二人の母親は自分達の子供の様子に
ｸｽｯと微笑ましそうに笑う
そして、アリアが応接間へと案内する
応接間へと行くと
クロノスと先程の男性が既に座って談話していた
「クロウ、紹介するよ。こちらがルシウス」
父がルシウスと呼び、隣の男性を指し示す
「ルシウス・マルフォイだ
ルシウスと呼んでくれ、クロウ」
『クロウ・ロヤリテートです
ルシウス、お会いできて光栄です』
厳格そうな雰囲気で少し苦手意識を感じたが
父の友達である為、悪い人ではないと挨拶をするクロウ
「ナルシッサ・マルフォイよ
ナルシッサと呼んで頂戴、よろしくねクロウ」
『はい、宜しくお願いしますナルシッサ』
夫であるルシウスとは違い、
優しげな雰囲気のナルシッサには緊張もほぐれた様子
ｽｯ…
「ほら、ドラコもご挨拶なさい」
ナルシッサが後ろに隠れていた
息子の背中を優しく前へと押す
「…ドラコ・マルフォイ、よろしく」
恥ずかしそうに挨拶する彼はルシウスそっくりだった
『クロウ・ロヤリテート
ドラコ、よろしくね！』
緊張がだいぶ解けてきたお陰で
にこにこと挨拶を返すクロウ
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kurou(プロフ) - 飴雨さん» いえ、こちらこそありがとうございます🙇🏻♂️そのお言葉を励みにがんばります🙏 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - kurouさん» そうだったんですか！謎が解けてスッキリしました！😁この作品凄く好きなので更新楽しみにしてますね！👍 (2022年3月22日 21時) (レス) id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
kurou(プロフ) - 飴雨さん» お褒めの御言葉光栄です🙏敬称についてなのですが、私の中で未婚女性や少女はMiss.〇〇認識でして、そうさせていただいていました。お気に召されなかった様でしたら申し訳ありません… (2022年3月21日 7時) (レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - すごく文が分かりやすくて面白かったです！少し気になったんですけど女性の敬称は〔miss.〇〇〕ではなくMs.〇〇だと思います！😯 (2022年3月21日 0時) (レス) @page22 id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月4日 15時
