素直になれない兄と私 (ページ9)

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宿でページ9

コネシマさん改め

コネさんとたわいない会話しながら

何とか

ギリギリ間に合った

散々寺坂に文句言われたが

まぁ聞いてなかったからいいか

宿でお風呂入って

トントンに今日のことをチクって

部屋に戻ると

ビッチ先生と女子達で会話してるようだ

そっと団子を取って輪に混ざると

｢ビッチ先生まだ二十歳ｨ！！｣

｢経験豊富だからもっと上かと思ってた｣

｢ねぇー｣

ビッチ先生はまだ二十歳だったようだ

なんと言うか

『毒蛾みたいなキャラのくせに』ボソッ

｢それはね濃い人生が作る色気が……｣

｢誰だ今毒蛾つったの！！｣

おっと声に出てたか

｢女の賞味期限は短いの｣

｢あんた達は私と違って危険とは縁遠い国に生まれたのよ｣

｢感謝して全力で女を磨きなさい｣

危険とは縁遠い……ね

私は…どうなんだろうか

｢ビッチ先生がまともな事言ってる｣

｢なんか生意気〜｣

｢舐め腐りおってガキ共!!てかA!!なに団子全部食べてんのよ｣

｢あの少しの間に6つはなくなってる…汗｣

……バレたか

｢あっじゃあさじゃあさ｣

｢ビッチ先生の落として来た男の話聞かせてよ｣

｢あ興味ある〜｣

ビッチ先生の落として来た男かぁ

まぁ興味なくはないな

｢フフいいわよ子供には刺激が強いから覚悟なさい｣

｢例えばあれは17歳の時……｣

｢おいそこォ！！｣

ビッチ先生が指を指した方向には

ターゲット…

殺せんせいが紛れ込んでいた

……いつの間に

気配がなかった

いつも独特の気配を放っているのに

そこまでするか？

殺せんせいに恋バナを履かせようと

廊下で追いかけっこ

男子も何故か追いかけている

『……ﾊｧ』

ジュースでも買って部屋に戻るか

自販機の前に行くと

｢あれぇ鬱島さんは殺せんせ追いかけないの〜｣

後ろか赤羽業に話しかけられた