姉みたいな貴方とこんな形では会いたくなかった ページ3
視点無し
カツカツカツ
「ミツバさんのご家族の方は!!」
「先生!!さっき出て行ってしまって……」
『ここに居ますよ』
紫色の着流しを来た人が話を聞く
もう長くなくもうすぐ死んでしまうんだとか
「手は尽くしたんですが…」
『ッ!!あぁ先生分かりました後から他の家族の人が来るので詳しくはそちらに病室…入りますね』
その人は悔しそうに唇を噛み病室に入った
『ミツバさん聞こえますか』
涙を堪えて話す
『ミツバさん会いに来るのが遅くなってごめん,帰ったらまずミツバさんに会おうと思ってたから入院してるって聞いて驚いたよ』
『もっと早く帰ったら良かったそしたら一緒に買い物とかに行けたんだけどね…本当にごめん』
耐えてた涙は零れ
『呆れてるかな今更だって…ミツバさんは優しいからそうは思わないか…お見舞いに花持って来たよ
あとお見舞いにアイツは来た?まぁ来てないよね素直じゃないバカだものミツバさんがこんな時に何してんだか』
手に力が入り血が流れる
『ただの独り言になったけど最後にミツバさんの顔が見れて良かった花はここに置いとくね』
病室を出ようと花を置くと
「Aちゃん」
『!!ミツバさん起きてたんですね!』
「Aちゃん私は呆れてなんてないわよあの時Aちゃんが出て行ったのは寂しかったけどまたこうして会えたんですもの……Aちゃん…泣かないで」
『ミツバさんごめんなさい』
「謝らないで貴方が決めた事でしょ前よりも強くなって……でも最後にみんなで笑い合いたかったかなあの時見たいに」
『ミツバさん……』
「Aちゃんなら大丈夫だからそんな顔しないで」
涙を拭い
『そろそろ皆が来るので帰りますじゃぁまたね!!』ニカ
「えぇ」ニコ
その人はとびきりの笑顔を最後に部屋を出た
入れ違いぐらいにミツバの弟
沖田総悟が病室に入る
二人の話の最後にミツバは
「Aちゃん…のこともよろしくねあの子強がりで負けず嫌いだけど…寂しがり屋だから」
そう言ってミツバは帰らぬ人となった
沖田は悲しみ泣いていた
泣き終わったころ
「こんな花ありやしたっけ」
沖田の前には
キンセンカと
シオンそれから
ピンクのガーベラにローダンゼ
そして
ゼラニウムのピンク
が置いてあった
その頃
花を置いたあの子は
宿へと帰って行った
後に一匹の狐を連れて
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なんかいきなりシリアス行きましたね汗
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作者名:モチ作 | 作者ホームページ:http://AA96
作成日時:2021年3月20日 21時