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薮宏太くん。
彼も同じクラスで私の後ろの席の男子。
薮「よっAもいたか。
身長低くてわかんなかったわ。」
『ムッ薮くん2言余計！！』
薮くんは私を視界に留めるとふにゃっと笑って挨拶してくれる。
まあ、それは意地悪な挨拶だけど！！
光「薮あのさこれ、どーにかしてくんない？」
光くんが"これ"と言って指さしたのは紛れもなく私だった。
薮「あのさー光、さすがに女の子に"これ"って言い方ないんじゃね？」
薮くんは苦笑いをしながら最後に
まあ、いつもの事だけどさっ。
って言って私に申し訳なさそうな顔をする。
『そうだよっ！私はねただ光くんと友達になりたいだけなんだよ？』
薮くんに気を遣わせまいと私も笑顔で反論する。
だけど光くんは心底嫌な顔で、
光「はぁ…うっざ。」
それだけ言って1人さっさと歩き出した。
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作者名：かれん | 作成日時：2020年9月24日 22時
