No.5(藤) ページ5
番組の収録が終わり、俺は今日これで仕事は終わりだったけど、ミツはもう一つ仕事があるのでテレビ局で別れて家へ帰ってきた。
玄関からクローゼットに直行した後、俺はわたに電話を掛ける。
藤「これからちょっとそっちに行っていい?」
横『いいけど、どうしたの?』
藤「頼みがある。」
横『何?』
藤「そっちで説明するから。じゃあすぐ家出るわ。」
俺は紙袋を持って家を出た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピンポーン♪
横「いらっしゃい。」
藤「ごめん、急に。」
横「まあ入って。」
わたに促されて家の中に上がる。
横「で、頼みって何?」
藤「これをしばらく預かってほしい。」
そう言って俺は紙袋を差し出した。
中を覗き込むわた。
横「これ・・・帽子じゃん。」
藤「俺の私物。」
横「なんで?被らないの?」
藤「これ、今日タマがミツに被せてたヤツによく似てるでしょ。」
横「あー、そういえば。みっちゃんがあの雑誌の表紙で被ってたヤツにも似てるよね。」
藤「ソレ!それよ!」
俺は語気を強めた。
横「・・・どういうこと?」
藤「ミツにあの雑誌みたいなカッコをさせるわけにはいかないのよ。」
横「え?」
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作者名:エスメラルダ | 作成日時:2017年5月1日 21時