episode556 アルミンside ページ7
アルミンside
リシェ・アッカーマンを始めとする彼らの瞳には
Aを想うある感情が映っていた
ｼﾞｬﾗｯ…
鎖が揺れた。
Aの迷いが断ち切れつつある。
リシェ「A、仲間を頼ることを知るんだ」
貴「仲間を……」
リシェ「お前はいつも頼ったつもりでも、心の中で自分が何とかしなきゃ行けない、と言い聞かせる
お前の悪い癖だ」
貴「そんなことｯ…」
アルミン「そうだよ…僕らずっと一緒にいたのに、君はギリギリまで僕らを頼って来なかった」
リシェ「いい加減、足元をよく見るんだ。
“巨人の王”だとか…“神”だとか呼ばれて、お前はいつも周りの人々を見てる。
自分を見るだけでいい、他人は他人、気にするな」
ｼﾞｬﾗｯ…
鎖が緩む。
「…いつも冷静ぶりやがって…もっと早く話せよな
伊達に一緒に訓令兵やってないだろう？A」
貴「！！ユミル…！！」
アルミン「！！」
なぜ、ユミルが……？
彼女は僕らとともに訓令兵の道を歩んだ仲間だ。
そうか…ここは全てのエルディア人の繋がる場所…
死んだエルディア人の、魂はAの中へ還る…。
ユミル「あんたは抱え込みすぎなんだよ。もっとラクして生きろよ」
貴「ｯ」
ユミル「友達、だろ」
ｼﾞｬﾗｯ…
また鎖が揺れた。
あと一押し…あと少しで、鎖が解けそうだ。
あと一押しを＿＿＿！！
「「「A」」」
貴「！！！！！」
Aの目から涙が溢れ出した。
今Aの周りには、死んだはずの人々が集まっている。
その中には…エルヴィン団長やハンジさん…サシャの姿もあった。
Aは白い肌に頬を赤らめて、嬉しそうに笑っていた。
リシェ「そうだ…あの顔だ…」
ジーク「なにがだ？」
リシェ「ﾌｯ…」
アルミン「…皆さんはAを…」
リシェ「おっと。それ以降は口にしないでくれると嬉しいな」
アルミン「！…やっぱりそうだったんですね」
ジーク「え？なに？」
リシェ「別に俺の意思が歴代の継承者たちに継がれたわけじゃない…みんな、Aに惹かれちまった
それだけの事だ」
リシェさんは、ニカッと歯を見せて笑った。
リシェ「あいつの手を引いてやってくれないか？
外の世界で…あいつの想い人が待ってるからよ。
会わせてやってくれ」
アルミン「はい、もちろん」
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
