episode588 ページ39
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地下街から地上へと繋がる階段を2人でゆっくりと登っていく。
出口の付近では、アルミン、ジャン、ミカサ、コニー、アニ、ライナー
そして、ヒストリア
ガブリア「ママ！パパ！」
ミハエル「はやくあいたくて、おむかえにきちゃった」
愛する我が子たち。
ヒストリア「ゆっくり回れたみたいね」
貴「ええ、おかげさまでね」
リヴァイ「ここを見るのもこれが最後か」
ヒストリア「2人が頷けば…すぐにでもここは解体を始めます」
リヴァイ「……」
彼は寂しげに生まれ育った街を見下ろした。
ここは悲惨な歴史の象徴とされ、解体するという話が進められていたらしい。
そこでヒストリアが、リヴァイがこの島へ来るまで待って欲しい、と講義をした。
もう食べ物に困る人々も、迫害される人々も…
ここにはいない。
ここが存在する意味も無くなった。
ミハエル「パパ？泣いてるの？」
リヴァイ「……いや」
ガブリア「ボクたちがギュッでしてあげるね！」
ミハエル「ぎゅー！！」
リヴァイ「ｯ……ありがとうな、お前ら」
ミハエル「パパ、かっこいいんだから泣いちゃダメだよ」
ガブリア「ママが悲しんじゃうじゃんか」
リヴァイ「ﾌｯ…そうだな」
貴「ふふっ」
リヴァイは2人の頭を乱暴に撫でると、ヒストリアの方に振り返った。
リヴァイ「始めてくれ。もう別れは済んだ」
ヒストリア「分かりました」
アルミン「A、兵長。良かったら今晩は僕らの家に泊まりませんか？
ニコロがディナーを作って待ってるんです。
みんなで、時間も気にせず…話しませんか？」
ヒストリア「もちろん、私も友人として一緒に」
ミカサ「もちろん2人が良ければ、だけど…」
コニー「みんなで昨日話し合ったんです。
まだまだあんなもんじゃ話し足りないですし、すぐにでも色んな話したいって」
リヴァイ「ﾌｯ」
貴「ふふっ…ガブリア、ミハエル。今日はママたちのお友達の所にお泊まりよ。美味しいご飯もあるって」
2人は大喜びで私やリヴァイに飛びついた。
それから私たちはアルミンとアニの住んでいるという家で
再会したニコロの料理を前にみんなで涙を流した。
そんな、大人たちの異様な光景を見て首を傾げるカブリアとミハエルとヒストリアの子。
笑うガビとファルコ。
“時間を気にせず”
その言葉が幸せだと知った。
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
