episode584 ページ35
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ガビ「どうして！！パラディ島は2人の故郷でしょ！？」
ガビは机をﾊﾞﾝｯ…と叩いて立ち上がった。
その音に私とリヴァイ、それぞれの腕に抱えられた子供がまた泣き出した。
ガビ「あ、ごめん……」
リヴァイ「…3年前、あの島を俺たちは裏切った。島の奴らはAを女王にしたがっていた」
貴「…リヴァイ…その話は…」
リヴァイ「…アルミン達が和平交渉しているのは分かった。
だが、俺たちは今…あの島に行くべきじゃない」
ファルコ「……」
ガビ「そんなッ…世界はエルディア人を受け入れてる！あとはパラディ島だけなの！大丈夫だよ！！」
リヴァイ「そう言い切れるか？」
ガビ「ッ…」
リヴァイ「いいか、ガビ。
ここにいるのはただの裏切り者じゃない…奴らの崇拝していたかつて女神と呼ばれた女だ。
女神という希望が人々を見放した…島に残された奴らはどう思うと思う？」
ファルコ「……恨みます…怒りの矛先をAさんに向けると思います」
ガビ「………でも…もう大丈夫かもしれない！！3年も経ったんだからｯ…」
ガビはすごく優しい子…
こんなに必死にみんなと私たちを会わせようとしてくれてる。
みんな…きっと心配してくれているでしょうね。
もちろん私もみんなに会いたいし、みんなを心配してる…そしてリヴァイもそれは同じ。
ガビ「手紙を書く！2人がここにいるって伝える！そしたらみんな会いに来てくれるよ！！」
貴「……ガビ」
ガビ「Aさんｯ…もう大丈夫なの！Aさんを悪くいう人なんてもう居ないの！！だってもう戦う必要なんて無くなったんだもん…ｯ」
貴「……分かってるわ、ガビ。分かってるの」
私は涙になるガビを片腕でそっと抱きしめた。
ガビ「もう…大丈夫なの…ｯ！世界は変わったの…なのにどうして……」
リヴァイ「……」
貴「ガビ…私の問題なの」
ガビ「…え…？」
貴「……ごめんね、私…怖いのよ。
まだ私自身が乗り越えられていないの…この世界に自分が生きていていいのか…まだ分からないの
ここにいても怖くて仕方ないの。
いつ私が生きているのかがバレて…人々が私を殺しにするんじゃないかって、そんな気がして怖いの」
ガビ「………」
貴「……もちろん、みんなを信じてる。
… だからガビ、ファルコ
手紙にこう書いてくれる？」
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
