episode578 ページ29
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ヒストリア「会いに来てくれてありがとう」
ヒストリアは目深に帽子を被る女性に微笑んだ。
「ふふっ…久しぶりに話せて良かったわ、ヒストリア」
ヒストリア「本当に馬で行くの？」
「えぇ…馬車よりもこっちの方が心地がいいの」
ヒストリア「Aが乗ってると、馬も嬉しそう」
貴「そりゃそうよ。だって私が愛してるんだもの」
Aが撫でると、白馬は嬉しそうに彼女の頬を舐めた。
ヒストリアは昔と変わらない彼女にホッと肩を撫で下ろした。
ヒストリア「いつまでこっちにいるの？」
貴「さあ、特に考えてないわ。我が子が帰りたいと言うまでかしらね」
ヒストリア「え？…子供がいるの？」
貴「あら…その話してなかったかしら？ふふっ…リヴァイと私の子よ」
ヒストリア「私にも子供がいるの！ねえ良かったら…明日、預かるよ
ほら…2人でゆっくり島を回りたいでしょ？
5年ぶりに来たんだもん」
ヒストリアの提案にAは微笑んだ
貴「ありがとう、ぜひお願いしたいわ」
ヒストリア「よかった、私明日は孤児院に居るから、そこに来てくれれば一緒にいるよ」
貴「ヒストリア…」ｷﾞｭｯ
Aはヒストリアを抱きしめた。
ヒストリアは初めてのことに驚いたが、彼女を強く抱きしめかえした。
ヒストリア「…こうして抱きしめ合える日を待ってたの」
貴「…信じてくれていてありがとう」
ヒストリア「ううん…私も、最後にユミルに会わせてくれてありがとう」
Aはヒストリアの頬を撫でて、眉をひそめる。
目に涙を貯めていたAを見てヒストリアは笑った。
ヒストリア「Aが泣いてるところ…私、初めて見た」
貴「泣いてないわ、泣きそうになっただけよ」
ヒストリア「ふふっ…ほんとに〜？」
貴「ほんとよ。
…それじゃあ、私は行くわね。みんな待ってると思うから」
ヒストリア「うん、きっと早く会いたいはず。
またね、A」
Aは馬にまたがると、ヒストリアに手を振って駆け出した。
彼女が向かった先は
友達が眠る岡の上。
ミカサ「A！」
貴「！…ミカサｯ」
Aは馬から飛び降りると、駆け寄るミカサを抱きしめる。
その時、フワッと帽子が浮いて、白銀の髪が揺れた。
ミカサ「A、また綺麗になった」
貴「ミカサも。…そんなに身長高かったかしら？」
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
