episode576 ~戦後の彼ら~ ページ27
・
天と地の戦いから5年の歳月があっという間に過ぎた。
1隻の船がパラディ島へ向かっていた。
「島が見えてきたな」
「あら。緊張してるの？」
「いいや、やっとかと思ってな」
「長いようであっという間の5年間だったわね」
「そうだな」
「……」
「お前の方が緊張してんじゃねえのか？」
「緊張しないわけないでしょう？」
「緊張する必要なんざねえだろ。堂々としろ」
「ふふっ」
船の甲板で風にあたりながら、彼らは互いの愛を確かめた。
「あー！！まーた、こんなところでイチャイチャして！
もうやめてって言ってるじゃん！」
「そこにツッコんでいけるのがすごいと思う…ガビ;」
ガビ「ファルコ！この2人は注意しないと直さないんだから言わなきゃダメなの！」
ファルコ「いや;言っても、それを聞いてるとこも見たことないけど…」
ガビ「もう！！」
5年前、戦士候補生だったガビとファルコは
すっかり成長していた。
ガビ「もう、つくよ！！降りる準備しなくちゃ！」
ファルコ「ガビ！落ち着けって！！」
船がパラディ島に到着した。
「大丈夫だ、俺が手を握っててやる」
「あら、頼もしい」
・
＿とある丘の上
立派な木が立っていた。
その根元で、黒髪の女性がうたた寝をしていた。
「待ってよー！」
「私がいちばーんっ！！」
まだ幼い2人の無邪気な少年少女が丘の上へ駆け上がってきた。
黒い髪と青い瞳を持った少年少女は、
木の根元で寝ている女性に近づいた。
「このお姉ちゃん、寝てる？」
「寝てる寝てる」
「起こす？」
「なんで？」
「お外で寝たら風邪ひくって、ママが言ってた！」
「ママが言うなら、起こさなきゃ！
ねえねえ、起きて〜！お姉ちゃん！」
「…ん…あなたたちは、誰…？」
「ボクはガブリア・アッカーマン！！」
「私はミハエル・アッカーマン。お姉ちゃんは？」
「！！私は…ミカサ」
ミカサは驚いた。
自分のおなじ性を持つ人がいるなら…
それは…彼女が知っている人物しかいない。
ミカサ「ガブリアとミハエル…」
その名前もどこかで…
ミカサ「ここにはどうして？」
ガブリア「あのね！ママとパパのお友達にお花をプレゼントしに来たんだ！」
ミハエル「大切なお友達なんだって言ってた」
ミカサ「ｯ！！」
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
