episode573 ヒストリアside ページ24
ヒストリアside
「ヒストリア…」
ヒストリア「！？…ユミル、なの…？」
ユミル「よお…元気な子を産んだらしいな」
ヒストリア「ｯ…！！」
ベッドで横になっていると、傍らにずっと会いたかった人が現れた。
ヒストリア「ユミルｯ！」
ユミル「…おっと…私は幽体、触れられはしねえよ」
ヒストリア「…ずっと会いたかったｯ…」
ユミル「ヒストリア…お前、エレンの計画知ってたんだろ？」
ヒストリア「！……うん」
ユミル「やっぱりな」
突然現れたユミルに抱きつこうとしたけど
ユミルの言っていた通り、触れることは出来なくて…
でも私の頭に置かれたユミルの手はほんのり温かかった。
ユミル「全部終わったよ」
ヒストリア「…じゃあエレンは…」
ユミル「……あぁ、死んだよ」
ヒストリア「………」
ユミル「…私からのラブレターは受け取ってくれたか？」
ヒストリア「うん、もちろん」
ユミル「そうか。ライナーのやつ…約束を果たしてくれたんだな」
話したいことはいっぱいあるのに…
いざユミルを目の前にすると、涙が溢れて何も思いつかなかった。
ユミル「なあ、ヒストリア…
Aが私をここまで導いてくれた」
ヒストリア「Aが…」
ユミル「あいつは…本当に心の広い女神のような奴だ。
心の底から、信じてよかったと言っていい」
ヒストリア「うん…ほんとにね。
それでAは…？今どこに？」
ユミル「さあな…さすがにそれは私も知らない」
ヒストリア「…エレンが言ってたの…Aは世界から巨人の力を奪った時、本当の体を取り戻せるって」
ユミル「……」
ヒストリア「Aは…生きてるんだね」
ユミル「ﾌｯ…それじゃあな、ヒストリア。もう時間だ」
ヒストリア「そんなっ！！まだ話したいことあるのに…」
ユミル「お前に会えて良かったよ」
ヒストリア「うん。ずっと見ててね」
ユミル「あぁ…ずっと見守ってるさ、ヒストリア」
ユミルはそう言って、消えてしまった。
…全ての戦いが終わった。
エレンの話の通りになった。
唯一、違ったのは…Aがユミルを私の元へ導いてくれたこと。
Aはきっと…世界から見つからないような場所でひっそりと暮らすんだろうな…
リヴァイ兵長と一緒に。
ヒストリア「いつか…また会いたいな」
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紅茶 - 完結おめでとうございます。出会ったのは最近ですが、ものすごく面白い作品だったので二週間足らずで全て読み終えました！本当に素敵な作品を書いてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2月15日 15時) (
レス) id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し19669号(プロフ) - 完結おめでとうございます...涙 あまりにもハッピーエンドで心がほかほかします。幸せをありがとうございます。お疲れ様でした！ (2月9日 1時) (レス) @page50 id: 4cf7214f71 (このIDを非表示/違反報告)
花咲(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の最後をこの目でリアルタイムでみれて幸せでした。これからの番外編も楽しみにしています。改めて、完結おめでとうございます。素敵な作品をありがとうございました。 (2月6日 17時) (レス) @page50 id: f0b973bc64 (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 無事完結おめでとうございます！4、5ケ月前にこの素晴らしいお話があるしり今日までずっと楽しみにしていました！最後はリヴァイ兵長も夢主も幸せそうでほんとによかったです！！今までほんとにお疲れ様でした！！次の番外編も楽しみにしてます！！ (2月6日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わり方がめっちゃ綺麗！涙が止まらない…。 (2月5日 18時) (レス) @page48 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月27日 7時
