9th 彼女は傍観者【進撃の巨人】 (ページ47)

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episode546 No side ページ47

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アニ「Aの声…？どうして」

ファルコ「分かりません…でも、間違いなくAさんの声で、記憶にも居ました！」

アニ「！それで…Aはなんて…」

ファルコ「…“信じて正解だったでしょ？ちゃんと飛べるじゃない”

そう言って、飛んでいる巨人に笑いかけていました。

きっと僕にもできる！そんな感じがするんです！」

キヨミ「……どういうことですか？」

ファルコ「つまり、過去に羽の生えた獣の巨人が居たんです！！」

ガビ「だってあんたの巨人、何か鳥っぽかったもん！！
ガリアードさんの顎の巨人と全然違ってた！」

ファルコとガビはお互いの顔を見合わせると、再び2人に向き合った。

ファルコ「だから。俺たち…行ってきます」

俺達も戦える、そう強く訴えているようだった。

アニ「ここで巨人化するっての！？船が耐えられなかったらここで沈没して全員死ぬだけでしょ！？

なにより！！

全く巨人の力を制御出来なかったあんたがなんでそんなこと出来ると思うの！？

もう…！！失ったものは戻ってこない！！

もう遅い…！！！」

キヨミ「レオンハートさん…」

取り乱すアニにキヨミ・アズマビトは言った。

キヨミ「船が沈んでも構いません」

「「！！」」

キヨミ「これ以上…後悔を増やすことになるくらいなら…

行ってください」

アニ「ｯ……」

そして……今に至る。

ファルコは、見事巨人化に成功…巨人は鳥のような羽を生やしていた。

ライナー「なぜ、お前まで来たんだ…ガビ！」

ガビ「ライナーが私たちを置き去りにしたからでしょ！？
私だって戦えるのに！」

ライナー「ｯ……アニ！！」

アニ「…アズマビトの船は沈んだ」

ミカサ「え！？」

アニ「ファルコの巨人化に耐えられなくてね…

空を飛べる確証も無いのに、キヨミは全てを承知して行かせた」

ガビ「だから私たちは地ならしを止めて！思いに答えなきゃいけないの！！」

アニ「それで…Aとアルミン…ピークは？」

ミカサ「Aは巨人の中で戦ってる

アルミンは巨人に捕らわれて命が危ない！アルミンを捕らえた巨人は尾骨の方にいるはず！

アニ、力を貸して」

アニ「！…あんたの幼馴染は捕らえられてばっかだね
もちろん、取り戻すよ」

ガビ「ピークさんは！？」

ライナー「頭骨の方だ、うなじの爆破を狙ったが戦鎚の巨人に阻まれている」