episode504 ページ5
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貴「あなた身長の割に重いのよね」
リヴァイ「お前と違って質量があるだけだ」
海を泳いで船にたどり着いた私は、怪我でまともに歩けないリヴァイの肩を担いで船内に入る。
弱っているのに口調は相変わらずで安心する。
リヴァイ「俺はもういい、行ってこい」
貴「必ず戻って来るわ」
リヴァイ「当然だ」
私はリヴァイを船室のベッドに寝かせて、外へ向かった。
みんなが戦っているのに、何もしない訳には行かないわ。
例え力がなくても…私は立ち向かえるのだから。
ﾄﾞﾄﾞｫｵｵｵｵｵｯ！！！
ミカサ「ライナーとアニを助けないと…」
ハンジ「まずい！増援を乗せた列車が来るぞ！
私たちであれを食い止めないと…出航どころか全滅だ！」
ﾄﾞｶｧｧｱｧﾝｯｯ＿！！！！
「「！！！？」」
港へ向かっていたはずの、汽車が突然の爆発によって脱線した。
フロック「増援の車両が…やられたｯ！！！」
謎の爆発で増援が阻止されたことで、残った兵士たちがものすごい気迫で攻撃を仕掛けている。
ﾄﾞﾄﾞｫｵｵｵｵｵｯ！！！！
貴「もう鎧も女型もボロボロだわ…ｯ」
ライナー《(もう体が…ｯ動けぇ！！…！)》
アニ《(ｯ…何も…見えないｯ)》
2人とも両腕を失い、顔面にも致命傷を負っているわ。
これじゃあ戦えない…ｯ
兵士「今だ！！とどめをさせ！！」
コニー「うぉおおおおお！！！」ｽﾞﾊﾞｯ
飛び出したコニーが、2人を狙う兵士たちに刃を突きつける。
さらに、ミカサとハンジ、ジャンによって次々と兵士たちから血が溢れ出す。
貴「はぁぁぁあ！！！！！」ｽﾞﾊﾞｯ
ミカサ「！？！！」
ハンジ「ちょ！！？あなたは出なくていいんだよ！？！」
私は立体機動で船から飛び、兵士の首を切った。
フードを目深に被り、ブレードに着いた血をバッと振り払う。
立ち向かわなければ。
この愛しい世界をこれ以上壊してなるものですか。
今までずっと苦しかった。
でも今後悔して何になるというの。
ここまで私を信じてくれていた彼らの力になりたい。
兵士「だ、誰なんだ！！？ぐわぁぁあ！！！」
貴「はぁぁあ！！！」ｽﾞﾊﾞｯｽﾞﾊﾞｯ
例え、兵士たちがユミルの民であっても
ここで躊躇ったら、仲間が死ぬ。
貴「誰も死なせないわ！！」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月19日 11時
