episode530 ページ31
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貴「……」
アルミン「僕らを試しているのかもしれない…どうするのかを」
ミカサ「どうして…地ならしを止められるかもしれないのに」
ライナー「あいつだって…辛いはずなんだ。人類虐殺なんてとても耐えられることじゃない。
俺だったら始祖の力をもう誰かに任せてしまいたい…ｯ
それが出来なければ、終わりにして欲しい……」
貴「！……誰か、に……」
ライナー「……」
ﾋﾞﾘｯｯ＿
貴「ｳｯｯ…！！！」
リヴァイ「A！どうした！」
途端、雷が私の身体の中を走った。
あまりの激痛に私は頭を抱えてしゃがみ込んだ
ミカサ「A！？」
リヴァイ「おい、どうした！」
貴「ｳｩｯ…かん、じる……ｯ…またわたしの、力…を…ｯ」
ライナー「なんだ？！何を…」
貴「ｯｯ…エ、レン…ｯｯ」
＿＿＿＿＿＿＿ﾊﾟｯｯ………
「「「！！？！？！」」」
次の瞬間、飛行艇にいたはずのみんなの姿が、道の世界に現れた。
ｼﾞｬﾗｯ……
貴「……」
リヴァイ「A！どこへ行った……！ﾁｯ…」
私の意識は、座標の中で鎖に縛られる身体に戻っていた。
遠くにみんながいる…わたしの姿はまだ見えてないみたい。
さっきの痛みは…エレンがみんなをこの道の世界に連れ込むために私の力を行使しようと触れたから、ね。
どうしてわざわざみんなを……？
ジャン「またかよｯ…！」
コニー「これはｯ…」
リヴァイ「…なんだ聞いてやがったのかｯ」
アルミン「エレン！！聞いてくれ！！もう十分だ！！
きっとこれから何百年先、誰もパラディ島に手を出せない！！
それほどの恐怖と破壊の限りが尽くされた！！
今なら不可侵条約を結んで終わりにできる！！
これ以上誰も殺さなくていい！！！島はもう大丈夫だ！！！」
アルミンの叫びが聞こえる。
アルミン「ｯ…僕たちが悪かったｯ！！
エレンをここまで追い込んだのは僕らだ！！！」
ジャン「エレン……エレンｯ！！！あとは俺たちで何とかするから！もうｯ…俺たちのために虐殺なんてやらなくていい！！！」
コニー「ああ…そうだ！！エレン！！！
サシャのことでお前を憎んだけど、本当はお前だって悲しかったんだよなぁ！！なのにちっともお前の立場になろうともしなかったｯ！」
ミカサ「エレン…私は……ｯ」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月19日 11時
