episode525 ページ26
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アルミン「ハンジさん！！？」
ハンジ「みんなをここまで率いてきたのは私だ。
大勢の仲間を殺してまで進んだ
そのケジメをつける」
リヴァイ「………」
貴「………」
ハンジ「アルミン・アルレルト、君を15代調査兵団団長に任命する」
アルミン「！」
ハンジ「調査兵団団長に求められる資質は、理解することを諦めない姿勢にある
君以上の適任はいない。
みんなを、頼んだよ」
ドドドドドドドオオオオオオオｯ＿＿！！！
ハンジ「という訳だ、じゃあねみんな」
ハンジさんは雷槍を装備していた。
ハンジ「あー、リヴァイは君の下っ端だからこき使ってやってくれ」
アルミン「…なｯ……」
ハンジさんがみんなの中を抜けて、私とリヴァイの方へと歩いてきた。
この先に進めば…ハンジさんはあの巨人たちの方に行ってしまう。
リヴァイ「…オイ、クソメガネ」
ハンジ「…分かるだろ？リヴァイ
よくやく来たって感じだ…私の番が」
リヴァイ「………」
ハンジ「今、最っ高にカッコつけたい気分なんだよ
このまま行かせてくれ」
ドドドドドドドオオオオオオオｯ＿＿！！！
嫌だな…生きていて欲しい。
今すぐにでもこの人の手を握って飛行艇に乗ってみんなで飛び立ちたい。
だって…私が居なくなったあと、リヴァイを支えられるならハンジさんしかいないもの。
ハンジ「A…笑って見送ってくれないの？」
貴「大好きです、ハンジさん(ﾆｺｯ」
ハンジ「君はほんと可愛いね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
リヴァイ「…ハンジ」
ハンジ「なんだよ？リヴァイ、また嫉妬？」
リヴァイは1度目を伏せると、再び目線を上げて
ハンジの心臓に拳を当てた。
リヴァイ「心臓を捧げよ」
ハンジ「ﾌｯ…ﾊﾊｯ！君が言ってるの初めて聞いたよ」
ハンジさんは駆け出した。
ハンジ「そうだ…2人とも
＿＿＿結婚おめでとう」
ハンジさんは私たちの背中にそう言って、
自由の翼を背中に掲げて飛び立った。
私はその場から動くことも出来なかった。
アルミン「ハンジさん！！！」
みんながハンジさんの背中を追って名前を叫んだ。
1歩でも動いたら、笑顔が崩れて涙が溢れてきちゃいそうなの。
だってきっと…ハンジさんは今、巨人を見て嬉しそうに笑ってるはずだから。
ハンジ「あぁ…やっぱり巨人って
素晴らしいな」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月19日 11時
