episode523 ページ24
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ジャン「正直頼りにしてたからな」
コニー「でも…アニは充分戦ったろ」
アルミン「よかったよ…アニはアニのままでいいんだから」
ハンジ「君たちはこっちでいいの？地ならしが止まったとして、後のエルディア人の立場を考えたら…」
ピーク「悔しいけど、ハンジさんの言う通り
マガト元帥は私たちに最後の司令を残したんでしょう…
力を合わせて為すべきことをなせ、と」
貴「ふふっ」
ハンジ「ピーク…ぜひ今度車力の巨人の背中に乗ってその体温を感じながr」
ピーク「嫌です。なんですか急に、気持ち悪い」
リヴァイ「相変わらず巨人とは、片思いのままだなクソメガネ」
ハンジ「すぐに仲良くなるさ」
貴「ふふっ」
ハンジ「ねえ…みんな見てるかな？今の私たちを死んだ仲間に誇れるかな…」
リヴァイ「……ヤツ見てぇなこと、言うんじゃねえよ」
貴「大丈夫、見てますよ。全てのユミルの民は…私を通じて繋がっていますから」
アズマビト「よし、燃料の注入を開始してくれ」
オニャン「了解です！
よかった…地ならしが来る前に何とかなりそうだ」
ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ………
そんな時、誰かがずぶ濡れの体で這いながら倉庫に入ってきた
ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ…！！！！
貴「！！！フロック！？」
突然の銃の乱射。
ミカサが咄嗟に立体機動装置のアンカーをフロックへ突き刺した。
私は急いで駆け寄って、大量の血を吹き出した彼を抱きとめた。
貴「フロック………ｯ」
ハンジ「…！？まさか船にしがみついて…ここまで…」
オニャン「ハンジさん！！燃料タンクに！！…穴が！！」
「「「！！！！」」」
オニャン「これじゃあ飛行できません！！」
アズマビト「まだだ！塞げば何とかる…溶接の準備を！！」
アズマビトの整備士達が溶接の準備を始めて、作業に取り掛かった。
ハンジ「どのくらいかかります！？」
アズマビト「ブリキで塞げば何とか1時間で…」
そしてついに…恐れていたものが近づいてきていた。
ｶﾀｶﾀｶﾀｯ＿
ﾄﾞｫｫｵｵｵｵｵｯ＿＿＿＿
作業道具が机の上ではねていた。
全員が身構えた。
……地ならしが来た、と。
私は血を流し倒れるフロックの手をｷﾞｭｯと握りしめていた。
フロック「……みつ、けた………ｯ」
貴「フロック……ｯ」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2024年1月19日 11時
