episode335 No side ページ36
No side
本部の屋上へたどり着いたジャンとアルミンは改めて、
シガンシナ区の悲惨な状況と
そこから見える…壁のない景色に目を細めた。
アルミン「壁の硬質化が解かれて…きっと他の区では色んな人が下敷きになってる」
ジャン「……これからどうする」
アルミン「………」
ジャン「Aはとりあえずミカサに任せて身を隠させる…あいつには時間が必要だ」
アルミン「うん…僕もそう思う」
ミカサ「アルミン…ジャン…」
アルミン「ミカサ？Aと一緒に居たんじゃ…」
ミカサ「1人になりたいって。」
アルミン「そっか…どこか行っちゃわないといいけど」
ミカサ「大丈夫、だと思う。…全身に力が入らないみたいで今はぐったりしてるから」
ジャン「…何か聞き出せたか？」
ミカサ「…………」
ミカサは部屋に1人残したAとの会話を思い返した。
それを伝えるためにアルミンとジャンの所に来たが、
いざ話そうとすると…胸が苦しくなった。
ミカサ「エレンは…Aの本当の望みに気づいてる」
ジャン「Aの望みだぁ？」
アルミン「それがどう関係しているの？」
ミカサ「…Aが言ってた。
進撃の巨人はいつもAの望みを叶える存在だって…
Aは自分の望みが分からない…だからエレンは変わりにその願いを叶える…」
アルミン「………そうか」
ジャン「………」
ミカサ「………」
3人は真っ直ぐシガンシナ区を見据えた。
ジャン「アイツ、不器用か？」
アルミン「…僕らの知らない彼女の一面ってやつなのかな」
ジャン「なら、いつものあの完璧な様は演技ってかぁ？笑えるな」
アルミン「Aの本当の望み…それは多分、誰でも抱くごく普通の望みだ」
ミカサ「…Aにとっては苦痛だったはず…でもそれだけじゃなかったはず」
ジャン「あぁ……」
3人は顔を見合せた。
世界の大虐殺の裏で輝こうとしてる、1人の少女の未来。
自分たちも望んでいた
彼女の幸せを。
だが、その代償は大きすぎる。
3人の心の中は複雑だった。
ミカサ「…これからどうするの」
ジャン「……」
アルミン「さあ…分からない」
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猫まる(プロフ) - lokilokiさん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月26日 18時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 龍亜さん» ありがとうございます！！完結までどうぞよろしくお願いします！頑張りますね！ (12月26日 18時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 今回のお話もとっても面白かったです(*≧∀≦*)次の更新も楽しみにしています。 (12月25日 9時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月19日 10時
