episode330 アルミンside ページ31
アルミンside
貴「…………」
ジャン「妙だぞ…アイツなんで動かねぇ」
ミカサ「…行かなくちゃ！！」
アルミン「ミカサ！？待って！」
白銀の長くて綺麗な髪…そんなのAしかいない
Aは膝をついて、微動だにしなかった。
最後にAを見たのは…あの背骨の巨人にAが吸収された時だ。
ミカサは動かないAの元へと飛んだ。
ミカサ「A…！大丈夫…？Aｯ…？」
アルミン「！？…一体何があったの…」
貴「………」
Aは呆然と巨人たちが進む方向を見ていた
駆けつけた僕達はAの表情に、思わず目を見開いた。
まるで…全てを失ったかのような絶望的な顔だった。
直前までのあの喜びに溢れた笑顔が嘘のよう……
ジャン「おい、A。大丈夫、…か？」
貴「………」
ミカサ「A、しっかりして！！」
ミカサが肩を掴んで揺するが反応は無い
Aはただ涙を流した。
Aはどれだけ今日を楽しみにしていたんだろう…
2000年の命から開放される日を…。
今のAを見れば分かる…
…ただエレンに裏切られたことへの悲しみの表情じゃない…
これから続く世界に絶望してるんだ…
人々が争い合う世界が続くことに…
それをまた死ねずに見続けなきゃいけないことに…。
ミカサ「A、こっちを見て…お願いｯ」
Aの濡れた頬を両手で包んで、ミカサはおでこを寄せた。
貴「…ミカ、サ……？」
ミカサ「Aｯ！泣かないで…」ｷﾞｭｯ
貴「………」
ミカサ「…あなたは1人じゃない。
だから教えて…、エレンと何があったのか…」
貴「ｯ……分からない…」
アルミン「……エレンと会ったんだよね…？」
貴「……ｯｯ」
ジャン「…俺たちはお前を責めようなんて思っちゃいねえよ。
ただ俺たちは…お前とエレンに何があったのか知りたいだけだ」
ミカサ「……」
貴「…追い出された…」
アルミン「？？」
貴「……ユミルが…私を追い出したの…ｯ」
ジャン「ユミル…？」
アルミン「ユミル…始祖ユミルのこと…？」
貴「ずっと同じことを願ってると思ってたのにｯ…！！
ユミルがｯ……ｯ……！」
ミカサ「落ち着いてA！」
貴「…ユミルは私じゃなくて…エレンを選んだの…ｯ…
ずっと一緒だったのに……！
どうして…？
どうして……ユミルは私を裏切ったのｯ」
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猫まる(プロフ) - lokilokiさん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月26日 18時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 龍亜さん» ありがとうございます！！完結までどうぞよろしくお願いします！頑張りますね！ (12月26日 18時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 今回のお話もとっても面白かったです(*≧∀≦*)次の更新も楽しみにしています。 (12月25日 9時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月19日 10時
